95.髪型変えるだけで印象変わるよね ページ15
「なんて言うわけねぇだろ。無条件で生き返らせろ。そもそもテメーのせいで死んでんだよ」
「…ではこうしよう。今から殺し合って小僧が勝ったら無条件で、俺が勝ったら俺の縛りで生き返る」
「いいぜ。ボコボコに____」
“いいぜ”と言ったのが運の尽き。
秒で悠仁君の顔の上半分が斬られた。
そーっと悠仁君の方を見ないように立ち上がり、宿儺さんを見る。
『……宿儺さん、私も向こうに帰して貰っていいですか?…出来るだけ痛くなさそうな方法で』
そういえば、なんかの漫画で読んだんだけどさ、綺麗に斬られたら全く痛くないらしいよ。
ホントか知らんけど。←
「良いぞ。ただし、少し話がある」
『…話ですか。手短にお願いします』
「俺が言っていた“試したいこと”についてだが…。A、やはりオマエは生き返ることが出来るのだな」
『…………バレました?まぁ、さっきも言いましたけど、神様の悪戯なんです。私がお願いした訳じゃあないんですけどね』
「……では死ぬ前と後では記憶に変わりはあるのか?」
『記憶…ですか。代償みたいな感じでなくなることもありますが……私自身まだ数回しか死んだことがないので、よく解ってないんです。あ、でも今回は記憶は残ってますよ』
「……そうか」
そう言うと何かを考え込む宿儺さん。
え、私なんか変なこと言っちゃった?
「…まぁ、良い。いずれ思い出すだろう」
『何をですか??』
「聞くことはもう無い。俺が向こうに帰してやろう」
『えと…ありがとうございます?』
「だがその前に一つ」
私の目の前まで歩いて来た宿儺さん。
何をするんだろうと思い首を傾げた時、宿儺さんが手をスッと横に振った。
直後、足下の水に何かが落ちて水面を立てていく。
同時に何か髪に違和感を感じた。
恐る恐る髪に手を当て下までおろしていく。
……ない。
腰まであった髪が肩くらいまでしかない。
やりやがったな、宿儺さん。
目の前にいる宿儺さんを睨むと宿儺さんは面白そうに笑った。
「この方が俺の好みだ」
『いや、知りませんよ!?』
その言葉を最後に私の意識は落ちていった。
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小春日和 - すみません、なんでか残高になってるけど無視してください。……なんで残高なんだ? (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - マリオットさん» コメントありがとうございます!タメ口で書くの苦手なのでこのまま敬語で書かせていただきます。全然ずうずうしくなんてないので是非先輩と呼んでください、めっちゃ喜びます。よかったら、マリオットさん残高の小説のタイトル教えて欲しいです! (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 初コメ失礼します!一気読みしましたありがとうございます(?)学校休んで見てます!母にばれたらやばいです!私は小六ですが、呪術の小説書いてます!どうぞタメ口で、、、、、、私もよろしければタメ口で小春日和先輩と呼びたいです!ずうずうしくてすいません🙇 (2022年11月17日 13時) (レス) @page15 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 私が壊した眼鏡って友達のなんです。しかも、その子の3回も壊してしまって…。私が借りた瞬間壊れたり、抱き付いたら壊れたり…。3回目なんて私が友達の近く通っただけで壊れたんです。……眼鏡に呪われてるのかな? (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 1話から一気に読んでくださったんですね!ありがとうございます!でも、夜更かしは駄目ですね…私は中ニなのに10時に寝てます。11時過ぎると睡魔がヤバいんです。 (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 | 作成日時:2022年1月31日 6時