92.天然ボケは可愛すぎる ページ12
「こんな感じでどうでしょう?」
『しーちゃん手先器用すぎ…』
服を着替え、しーちゃんが用意してくれたブーツを履いた後、折角だから髪型も変えてみたい!という要望によりしーちゃんにお任せしたんだけど…。
しーちゃん凄いね。
一瞬でハーフアップにしちゃったよ。
しかも、リボンで結んであるし。
私リボン結び出来無いんです。
「やっぱりお嬢様には巫女服が似合いますね。実家が神社だからでしょうか」
『あー確かにそうかも。最近実家帰ってないからなぁ、向こうに戻ったら久しぶりに行ってみよっかな。姉さんも五月蝿いし』
「それでは早くあちらに戻らなければいけませんね。……実は、口止めされていたのですが、もうあちらに帰る用意はできているんです」
『あっそうだったの。………って、マジですか、しーちゃん!?』
「マジですマジです」
すんなりと口止めされていた事を言ってしまった。
良いのか、しーちゃん。
「あの方もAお嬢様の事がお気に入りですからね、離れたくなかったのでしょう」
『…………ロリコンかな』
「それは間違いありません」
本当に良いのか、しーちゃん。
一応自称神様に仕えてる立場なんだよね?
滅茶苦茶乏してるじゃん。
「このままこの部屋を出ても、またあの方に捕まるだけです。ここは一つ、私がお助けしましょう」
『しーちゃん神かよ』
「いえ、お世話係です」
『天然ボケだ』
「天然…?」
こてんと首を傾げるしーちゃん。
可愛いね、百点満点。
「その代わりと言ってはあれなんですけど……、あの私のお願い聞いてもらえますか?」
『勿論聞きます』
駄目だ、しーちゃんが可愛すぎる。
即答しちゃったよ。
上目遣いで見てくる。
何処で覚えたんだその技。
「お嬢様には無茶をして欲しくないです。これは此処にいる皆が思っている事です。お嬢様に会えなくなるのは寂しいですが、あなたが辛い思いをする方が嫌なんです。どうか、自分のことを大切になさってください」
『……しーちゃんに頼まれちゃあ、しょうがないね。出来る限りは頑張るよ』
「ホントですか!?約束ですよ!」
それでは、としーちゃんはこんこんっとドアをノックした。
「今このドアの先をあちらに繋げました。ですが、私はまだ半人前ですので何処に繋がったかは分かりません。お気をつけて」
『心配しかないんだが』
じゃあね、としーちゃんに手を振って私は恐る恐るドアを開けた。
93.「雪国」ってタイトル格好いいって思うの私だけ?→←91.バニー服は流石に禁止
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小春日和 - すみません、なんでか残高になってるけど無視してください。……なんで残高なんだ? (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - マリオットさん» コメントありがとうございます!タメ口で書くの苦手なのでこのまま敬語で書かせていただきます。全然ずうずうしくなんてないので是非先輩と呼んでください、めっちゃ喜びます。よかったら、マリオットさん残高の小説のタイトル教えて欲しいです! (2023年2月20日 16時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 初コメ失礼します!一気読みしましたありがとうございます(?)学校休んで見てます!母にばれたらやばいです!私は小六ですが、呪術の小説書いてます!どうぞタメ口で、、、、、、私もよろしければタメ口で小春日和先輩と呼びたいです!ずうずうしくてすいません🙇 (2022年11月17日 13時) (レス) @page15 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 私が壊した眼鏡って友達のなんです。しかも、その子の3回も壊してしまって…。私が借りた瞬間壊れたり、抱き付いたら壊れたり…。3回目なんて私が友達の近く通っただけで壊れたんです。……眼鏡に呪われてるのかな? (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - 雪さん» 1話から一気に読んでくださったんですね!ありがとうございます!でも、夜更かしは駄目ですね…私は中ニなのに10時に寝てます。11時過ぎると睡魔がヤバいんです。 (2022年2月13日 10時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 | 作成日時:2022年1月31日 6時