カルエゴ先生には奥さんがいるようで

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あれからカルエゴはAが気になって仕方なかった

「カルエゴくん何してるの？」

「彼女がなぜこんなに気になるのか確かめる」

「だからってストーキングは良くないよ」

「断じて違う！これは調査！尾行だ！」

一緒である

「おやAちゃん、今日も花壇の水やりありがとう」

『どうも〜』

「先輩花の世話よくしてるよね」

「この間も草むしりしていたな」



「Aちゃん皿洗いありがとう！助かるよ！」

『こちらこそ、今日のメニューも美味しかったです〜』

「今度は皿洗い…」

「よく働くな」



「テラスさん、この教材運ぶのお願いしても大丈夫かな？」

『わかりました〜』

「先輩優しいね」

「全部引き受けているな」

よいしょっと、そう言って教材を運ぶAの前にカルエゴは姿を現す

『あら、カルエゴくん』

するとヒョイっとAの持っていた教材を持つ

「持ちます」

『え？え？悪いわよ〜』

「女性にこんな持たせるわけには行きません」

『じゃあお言葉に甘えるわ』

「そうしてください」

「カルエゴくん僕も手伝うよ」

『あら、シチロウくんまで』

「必要ない」

「そんなこと言わずに」

「粛に！」

『ふふっ、仲良しね〜』



『バラムくん』

「どうしました？」

『カルエゴくんって優しいわね』

「…」

『シチロウくん？』

(普段は進んで手伝うタイプじゃないけど…)

たぶんきっとそれは彼女だから…

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