鬼滅の刃 伊黒小芭内の妹

拾壱.真実 ページ20

その日の夕方本当に蛇柱様が来た。

伊黒「おい。怪我は大丈夫か？」

アヲイ「は、はい！全身痛いですけど平気です」

伊黒「そうか…」

アヲイ「それで、私に何の用でしょうか？」

伊黒「聞きたいことがあってな」

アヲイ「聞きたいこと？」

伊黒「お前の兄はどんな奴だった？」

えっ！？そんな事聞きに来たの？

アヲイ「私の兄はもし生きていたんなら、ちょうど蛇柱様くらいの年齢だと思います。
それで目の色も口の包帯も肩の蛇も同じでした」

伊黒「生まれはどこだ？」

アヲイ「座敷牢というところです」

伊黒「お前…まさかアヲイか？」

アヲイ「えっ！お、お兄…ちゃん？」

嘘でしょ。蛇柱様がお兄ちゃん？
お兄ちゃんは生きてたの？

伊黒「アヲイ！すまなかった。先に逃げてしまって。おいてってしまって」

アヲイ「こっちこそごめんね!!!」

そして私達は泣きながら抱き合った









伊黒「でも、アヲイはどうやって生き残ったんだ。あの時死んでたはずなのに…」

アヲイ「あぁ。私、あの時気絶してたの。それで無惨が来て…………。それよりもお兄ちゃんは？」
　
伊黒「俺は、煉獄の父に助けてもらったんだ」


アヲイ「炎柱様のお父さん、か…」

伊黒「あぁ。そろそろ任務に行かなくては。
アヲイ、また会いに来る」

アヲイ「うん。」

そしてお兄ちゃんは行ってしまった。









…………………………………………

実は全員見ていた

しのぶ「あら。なんだか和みますね。
それにしてもあの伊黒さんが涙…珍しいですね」

カナヲ･アオイ「…………………」

炭治郎「アヲイ。よかったな」

善逸「く〜〜〜！オレもアヲイちゃんと抱き合ったことないのに〜。」

伊之助「ﾊｯﾊｯﾊｯ。良かったな！」

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