問題35 ページ37
『……ん?』
しばらく歩いていた。……が、何故だろう。先程までいたみんながいない。
『よもや……この年で迷子とは』←
ちゃんと歩いていたはずなんだがなぁ……こう人が多いと仕方ないのかな。
それも意外と遠くまで来てしまったようだ。出店はたくさんあるものの、歩いているのはほとんどがカップルだ。……何なんだ、ここはカップル通りなのか←
ふむ……流石に居た堪れないな。
ふむふむ、と考えていると……
『……お』
ふと目に入った竹藪。……確か、この先には
勘を頼りに竹藪を進んだ。まぁ迷ったら最終的に電話をすればいいだろう。今はまだいい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『……!』
5分ほど道なき道を歩いて、辿り着いたのは小高い山。山、というか丘かな。
幼い時に来た記憶がある。ここで花火を見たんだっけ。杏寿郎と一緒に、父上達から離れて2人だけで。
そうか、未だに誰にも知られていないのかここは。
そういえば、蜜璃と伊黒はどうなっているんだろう。2人のことだ、どうせ花火を見ている時にでも告白するのだろう。なんて綺麗なんだ。まぁどうであれ楽しんで欲しいことには変わりない。
そんなことを考えていたら、遠くで発射音が聞こえた。
ヒュルルと光が空を昇り、
弾けた。
嗚呼、綺麗だなぁ。夏の風物詩といえるこの花火はいくら見ても飽きない。昔から、ずっと。変わらずに綺麗なままで私達を魅了する。
ただ……
『見るなら……』
そう呟いた時、背後から足音がした。
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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時