煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題29 ページ31

「ただいま帰りました！」




「！……おい嘉柳、5時なったぞ。千寿郎も帰ってきた」

『よも！』



財布を持って玄関に向かった。



『おかえり。楽しかったかい？』

「はい！……姉上、この靴は」

『今天元が来ているんだ。夕食も食べていってくれるらしいよ』

「！そうなんですか。……宇髄さん！」

「おー千寿郎。久しぶりだな」

「お久しぶりです！」

「お前に服持ってきただけなんだけどな。お邪魔してるわ」

「いえ嬉しいです。母上と父上も喜びます！」


『じゃあ私は買い出しに行ってくるよ。千、居間に置いてある紙袋だ』

「分かりました。宇髄さんありがとうございます！」

「俺が着れなくなったやつで悪ぃけどな」

「いえいえ！いつもありがとうございます」





今日は一段と賑やかになりそうな感じに浮き足立って買い物に出た。









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「あ！おかえりなさい母上、父上も出掛けてらっしゃったんですね」

「あぁ、天元くんも来てたのか」

「久しぶりですね」

「あーお邪魔してます。お久しぶりです」


「今日は宇髄さんが夕食を食べて行ってくれるそうですよ！」

「あら、そうだったんですか」

「嘉柳に誘われて……」

「そうか。……杏寿郎はいるか？」

「居間で寝てます」

「珍しいですね。兄上が昼寝なんて」

「疲れていたんでしょう。嘉柳は買い物に？」

「さっき出ていきました」

「そうですか。天元さん、ゆっくりして行ってください」

「ありがとうございます」



こんな急だってのにこの人達は派手に優しいな。



「宇髄さん！勉強の事で聞きたいことがあるんですが良いですか？」

「おーいいぜ。……てかその"宇髄さん"ってやめろよ。前みたいに呼んでいいんだぞ」

「！……天元さん」

「おう」


可愛い弟の頭に手を置いた。

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