煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題18 ページ20

家に昼ご飯を外で食べると連絡を入れて。





「どこすっかな〜」

『何か食べたいものは？』

「俺は何でもいい。多すぎなければ」

「ラーメン行こうぜ」

「オーケー」


近場のラーメン屋に入った。




「4名様ごあんなーい」


間延びした挨拶を聞きながら通された席に座る。





「なんか……その組み合わせおもしれーな」

「あァ？」『は？』


4人席で、私の隣は実弥。向かい側に天元と小芭内。



『私からしたらそっちの方が見てて面白いんだが。身長』

「煉獄。いくらお前と言えど、それ以上言えば二度と口をきかない」

『すまないね』←



「俺醤油大盛りー」

「味噌並」

「醤油小盛り」

『豚骨ラーメンの並お願いします』


四者四様の注文←





「そういや杏寿郎くんセコムは大丈夫だったのか？」

『ん？……あぁ、連絡は杏ではなく母上に入れたからな』

「抜かりね〜」

「煉獄だったら場所聞き出して来そうだからな」

『そこまで酷くはないと思うんだけどなぁ……』

「最近拍車かかってんぞォ？……テメェのせいだ」

「俺ー？俺は派手に普通だぜ？」


『派手に普通は矛盾している』←

「いいから」←


しばらく3人と言葉を交わしていたら





「お待たせしましたー醤油大盛りと小盛り、味噌と豚骨の並でーす」




「なんで美術教師がこんな仕事しなきゃいけねーんだろな」

『溜めてたからだろう』

「ド正論」

「違いない」

「お前らって俺の事嫌いなの？」←


チャーシューを口に放り込みながらジト目で見る天元。


『ふむ……』

「真に受けんな嘉柳」

「嫌いではない」

「テメェもだ伊黒」

「大変だなママは」←

「誰がママだァ！？」

『静かにしなよ。ママ』


「「ブッ」」

向かい側2人が同時に吹いた←


「〜ッ！……っ、はぁ……ったく……おめェはいつまで経ってもガキのまんまだなァ」

『？……あー2人とも大丈夫か？』

頭に置かれた手をそのままに、咳き込む2人にティッシュを渡した。


「いや……お前が悪ノリするとは思ってなくて……w」

「不意打ちは良くない」

『うん。ごめん』←



「早く食え」

『……よく考えたら君はだいぶ大人だな』←

「よく考えなくても俺ァ大人だ」

「不死川お前、嘉柳のこと妹扱いしてんだろw」

「うちのガキ共に似てんだよ」



『(心外っ！)』←

「冨岡の真似してんじゃねェ！」

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