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問題8 ページ9

『宇髄は出ないのか?』

「ん?ああ。お前らだけで充分パフォーマンスになんだろ」

『意外と周りを考えているな』

「派手に失礼だぞ」

『君は見た目に反して考える奴だからな』

「……見た目は否定しねぇけど、お前も言うようになったな」

『ハッハッハ』

「派手に誤魔化すな」

『痛い』

「痛くない」


頭を鷲掴みにするのは良くないと思うんだが←







「宇髄!!!!!」



グラウンドに響くどデカい声。聞き慣れた片割れの声。



「まさか……」

『そのまさかだろうね』




「宇髄!!来てくれ!!!」

「あーもーうるせー!分かったから喚くな!」

「君を連れて行くのは癪だが致し方あるまい!」

「ほんっと双子揃って派手に失礼だな!?」



ドドド、と効果音でも付きそうな勢いで走っていく2人。



「あの2人は仲良いんですかね」

『うーん……良いと思うんだけどな』

「煉獄先生が一方的に宇髄先生を目の敵にしてるように見えるんですけど……」

『あいつが宇髄を目の敵にする理由か……』


何かあっただろうか……





「何なんだよーッ!!あの2人はずるくね!!?」

「落ち着け善逸!2人が規格外なだけだ!」

「嘉柳先生〜!!」


あ、我妻は走者だったのか。


『どうした?』

「一緒に来てくださーい!」

『分かった』



我妻はニコニコしながら走る。私も後ろから追いかける。


「(煉獄先生がいなくて良かった〜いたら絶対嘉柳先生連れ出せなかったし)」

『着いたな』


「じゃあ紙見せて我妻くん」

「はい!絶対合格!」

『どれどれ……?…………ほう……』

「嘉柳先生ドンピシャ!でしょ!?」

『ふむ、確かに私だね。じゃあ、私はもう行くよ。1位おめでとう』

「ありがとうございましたー!!」

『元気でよろしい』









「嘉柳!大丈夫か!」

『心配性だなぁ。ただ着いて行っただけだろう』

「我妻のは何だったんだァ?」

『ん?あぁ……【年上の女性】だったな』

「煉獄は何故宇髄を」

「あ?こいつは……なんだっけ」




「【大事な人を自分の次に分かっている人】……だったな!」





『……』

「……それはまた」

「詳しいお題だなァ」

「まぁ俺は?嘉柳の事だったらなんでも分かるし?」

「嘉柳の事を分かっているのは俺だ」

「おめェの次だっつってんだろ」

『喧嘩はやめなさいね』

「だから君を連れて行くのは癪だと言ったんだ!」



杏寿郎は宇髄が嫌いなんだろうか。

問題9→←問題7



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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時

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