問題22 ページ24
道中彼にも連絡を入れた。
ピンポーン
「ハーイ」
『朝早くに申し訳ない』
「構わねェ。さっきガキ共を叩き起したとこだ」
『君はそんな事までするのか』
「ん。これ、悪かったな」
『いや、忘れてた私が悪いんだ。ありがとう』
「これから学校か?」
『ああ、このままにしておくとまた忘れそうだから早めに戻しておこうと思ってね』
「……なら悪ィんだがこれも一緒に戻しといてくれねェか」
手渡された冊子。
『承知した!じゃあ』
「おう」
『そうだ、あまり玄弥に厳しくするなよ』
「……善処する」
『そうか』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
誰もいない学校に着き、鍵を開けて入……ろうとしたのだが。
『どうしたんだい?今日は部活も無いはずだが』
「!嘉柳先生」
「おはようございます嘉柳先生」
『はいおはよう。時透兄弟』
しかし彼等は中等部なはず……何故。
「……校舎に忘れ物をしました。中等部の校舎は開いてなくて、こっちはどうだろうって無一郎が」
「千寿郎が、高等部の方が人の出入りが多いって言ってたから」
『千寿郎が?まぁ間違いじゃないが、今は夏季休業中だから誰も来ないぞ。でもラッキーだったね、ちょうど私も用事があったんだ』
2人を中に入れ、共に私達は職員室に向かった。
『少し待っていてくれ』
「はい」
資料庫に私と実弥の分を戻し、ある鍵を取って落ち着かない様子の2人に声をかけた。
『行こうか。ここの校舎から中等部校舎に行ける抜け道を教えよう』
「!いいんですか」
『君達だってこんな暑い中回り道は嫌だろう?私は嫌だが』
「確かに」
校舎の端に位置する公務員室の隣のドアを開けると
「……ここって繋がってたんだ」
『普段は先生しか使わないけどね。今日は特別だ』
中等部側の校舎も開けて2人を通した。
「行くぞ無一郎」
「うん」
ヴーヴー
『?……杏か』
杏寿郎どこに行ったんだ?
やっと起きたか。
『……』ポチポチ
嘉柳学校に用事があった。もうすぐ帰る
それから少しの間色々チェックしていたら、時透兄弟が戻って来た。
『用事は済んだかな?』
「はい、大丈夫です」
『じゃあもう帰りなさい。鍵は私がかけるから』
「手間を取らせてすみません」
『良いんだよ。……じゃあ』
「さようなら」
「さようなら」
『はいさようなら。体調管理に気をつけてね』
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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時