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見事な誘導尋問ありがとうごさいます頭大丈夫ですか？ パフェのあとにその問いは駄目だってば本当に！
「言っただろ、責任取るって」
「責任どころか新たな問題発生してますよ〜！？」
なんも責任とれてねーよ！ 私コーヒーに間違ってマリファナ入れちゃったのかな！？ うーん、逃げよ(英断)
「もー！ 腕離せええええぇぇ」
「あ、擽っていい？」
「やーーーっ！？」
脱出を試みようと反らせた上体の上腹部を爪先でなぞられて出た奇声。祓う、絶対に祓ってやる……！ 脱力して再び倒れた上半身の重みを遠慮なく五条に預けて堪らず息をつくと私の心境ガン無視の明るい笑い声が真下から沸いてきて殺意すら覚えた。コーヒー顔面に掛けてやろうか？
「だからー……言い方変えるわ、お前と付き合いたい」
「あのさぁ、場の雰囲気に呑まれてるだけだよそれ」
「人のこと言えんの？ お前もじゃん」
「…………呑まれてないもん」
「……ふーーーーーん」
あああああバレてるバレてる！ 五条の体が想像以上に大きくて広くて男の人らしいってほんのちょっっっとだけドキドキしてたのがバレてる！ 心が綺麗だから人に嘘つけない弱点がここにきて仇になるなんて……くっ……一生のお願いなんでサングラスつけてください。この形勢で目が合ったら逆転できない。
「俺、明日から今まで通りでいれる気しねーの、ずっとこんな体勢でいるから」
「乙、自業自得じゃん五条がこうしたんだから」
「だってお前ちょっと可愛かったんだから仕方ないだろ」
「なんて？」
「好き」
ちげーよその前の、…………うーん？(難聴) ……駄目だどうしよ、どう足掻いても勝てない。さては女子なら誰でも唐突の「好き」に弱いの知ってるな？ 少女漫画読みこんでるな？
「……私はそこまで」
「ふーん、でも俺相手が好きになるまで待つタイプじゃないから関係ない」
「それ最低っていうんだぞ？？」
「嘘ついてるお前も最低ってことで」
「ついてない！」
「好きだろ？」
「もーうるさいうるさい黙れーーー！！！」
あーー勝てないや！ 困った。五条がちょっとドヤ顔でいるのも腹立つし、買ってくれるって言うから選んだDSが水色の時点で私、私、ああああああ五条の目の色と一緒だからって今更気づくの本当に救いようのない馬鹿だ！ 治療不可！ クソったれ！！
「顔まっっっっかだな」
「恥ずかしい、殺して……」
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作成日時：2020年12月30日 22時
