魔女と呼ばれた少女の話

二枚目 ページ3

〈注意〉
ラギーくんの過去が捏造されてます

少しだけ乱暴な描写が含まれます


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彼女とであったのはある冬の日









｢ｸﾞﾊｯ｣

汚い嗚咽と共に鋭い痛みが体中をはしる


なぜこんなことになったのか



そうだ、俺は盗みを失敗して....




踞り、成す術なくただ殴られてる俺

周りの冷ややか目にさらされる



盗むことがいけない、そんなこと分かってる

けれど、やらなきゃ死んでしまう


俺も俺の大切なものも







やがて気がすんだのか、店主は最後に思いっきり俺を蹴り飛ばし店へ戻っていった





歪んだ視界に軋む体


思い通りにいかないそれに鞭をうち俺はまた歩きだした



腹が減った、俺だけじゃない


家でまってる婆ちゃんもきっと腹を空かしてる



俺がやらなきゃ、俺が...

あぁ、でも、疲れた、な



そこで俺の意識は途絶えた

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