偶然出会ったのは推しでした【AtR】

じゅうななわ…何かやな予感。 ページ18

『クッソォォォォォォ！！！

やっぱり眼帯邪魔じゃ！』

そう叫んで眼帯を無造作に取る。

右目の目は縫われている。

小さい頃に硝子で目切っちゃってそれから視力ほぼ無くなった。

ぶっちゃけ簡単に言ったら目が閉じてる状態ね？

いや、何も変わらないんだけどさ…うん。

でもね…？何かね？こっちのがやりやすいのよ。

志《おーおー、荒れとるなぁwww》

あっちなみに今は志麻とLINE電話しながら、志麻とオンラインでゲームしている。

LINEだけは有栖に許可貰って交換したからね。

『おい、志麻…左っ！！！』

志《あすも後ろ気づいとるん？》

『あったりまえだぜ！

志麻は僕をなんだと思っているの？

僕はサ○ゲーの神だぞ！？！？』

志《自分で言うんや…www

そういや、そろそろ同居人が帰って来る時間やない？》

『へっ、うっそ…マジ？』

時間を確認すると、四時。

やっべ…この対戦で終わらないと、怒られる……気がする…。

いーや、絶対怒られるね！！！

『志麻、今日はこれで終わりかも〜』

志《分かっとるよwww

ほな、また今度な》

『うん、じゃあねっ！』

そう言って、ゲームをセーブして志麻とのLINE電話も切る。

その瞬間、ドアが開かれた。

有栖、帰って来たな…。

何か足音多い気がするんだけど…気の所為？

じゅうはちわ…あれ？→←じゅうろくわ、あいつ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す