偶然出会ったのは推しでした【AtR】

じゅうわ。よかった…。 ページ11

顔色は悪いものの気絶とかはしていないようなので安心した。

とりあえずお礼を言い、帰ることにした…が…。

「…ところで」

話しかけられたのでそれは叶わなかった。

「…そこの…後ろに隠れてる子、俺のこと知ってる？」

明華「えっ…ぁ…」

「…知らないなら別にいいんだけど…」

明華「……知って…ます…そらるさん…ですか？」

そ「…正解。…盗撮とかはしてないよね」

その言葉に明華は必死に首を縦に振る。

そ「君も？」

『…する…理由が…ない』

そ「…そう、それならいいよ」

ま「ほんとにいいんですか…？信用できない…」

それはひどいなと顔に出さないように頑張るがとりあえずこちらも信用していないので距離を取ろうとジリジリ下がる。

明華「有栖…一旦…座りたい…」

『…わかった』

とりあえず明華を座らせ飲み物を渡す。

…次からは人混みを避けるか…。

ま「あの…大丈夫。ですか…？」

『…はい…あの…いつまでいる…んですか？』

ま「あっ…えと…」

そ「…体調、悪そうだけど帰れるの？」

明華「えと…や…休め…ば…」

でもなぁ…顔色結構ひどいしどのくらいで動けるようになるかな…。

じゅういちわ。外怖い。→←きゅうわ…えっと。

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