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【セリフ】
一人称:
二人称:君、お前、○○くん、名前呼び捨て
「むっ。見慣れない顔だな、新入りか? ここミネルヴァのことが聞きたいのなら私を頼ると良いだろう! ここで出会えたのも何かの縁だ、一つ私の名前を覚えてくれると嬉しい。私はアルベスタ……アルベスタ・バートンと言う。長い名前で覚えにくいだろう? どうか君の好きなように呼んでくれ。……もちろん、侮辱するような呼び名でなければの話だが」
「私のアルマの話か。随分と盛り上がっていたようだが……そんなにも愉快な話題だったのか? 私にもまだまだ彼奴の知らない一面があるということか……うん、面白そうだな、ぜひ私にも聞かせてくれ!」
「ハハハよしてくれよ、私がそんなにも足手まといに見えるのか? ハァ〜……──まあ、アルマのお前から見れば、ヒューマの私なんぞは愚図でのろまで鈍くて痛みにも弱くて、すぐに手折れてすぐに老いてゆく、軟弱な生き物に見えるんだろうけどな。だが、弱いからこそ何かが見えることもある。──強くて美しいことが悪いわけじゃない。だが、弱い者には弱い者なりに働くこともできるという話だ」
「うん? 何故そんなにも声が大きいのかと? ハッハ、そんなこと決まっているだろう。声が大きければ号令は遠くまで届く、号令がかかれば味方の士気が上がる。士気が上がれば己の力は存分に引き出せる、ではその力が引き出せた状態で“敵”と相対せば? ……納得いただけたようだな、なら結構」
「フフ! 流石は私のアルマだな、強く気高く美しい。周りの装飾品も彼奴を引き立てるものにしかならんな。彼奴は強く気高くあればあるほど輝きを増してゆく……なんだその目は。私が何か間違っているとでも?」
「あのなあ……なんでもかんでもそう疑ってばかりいるのは良いものでもないぞ。……馬鹿正直に全てを信じるのが正解と言っているんじゃあない。そも、主従もバディも信頼関係がなんぼのものだろうに。私はお前だから信じているんだ、お前になら裏切られても良いと思ってここに立っている。……よくよく心に留めておくんだな」
【その他】
「明朗快活」という言葉が形を成し、服を着て歩いているかのようなヒューマ。細かいところは気にしていないし、空気も読んでいない。ただ、あえて「していない」というだけであって、すべき場所ではまともらしい。
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作者名:ふみを | 作成日時:2019年9月1日 1時