DAY7:安心感 ページ8
言葉から滲み出る
DAY7:安心感
『初めまして。�短Aと言います。大学3年生です。宜しくお願いします』
3人の自己紹介が終わり、私も簡単に自己紹介をした。
やはり、自己紹介をするとここが気になる人が必ずいる。
た「�短って珍しい〜」
や「確か、3月に咲く花にそんなのあったよね?」
『あ、はいっ。あります』
まさか3月に咲く花と知っている人がいるとは思わず、びっくりして変な声が出てしまった。
だ「さっすがやふへゐ君〜!」
や「まあね〜」
だいちさんの言葉ににやにやするやふへゐさん。
仲が良いのが窺える。
は「ま!とりあえず、Aちゃんも俺達もお互いの事がよく分からないので、動画を見たり、写真を見たりしてこれからの事考えましょ!」
「「「「は〜〜〜〜い」」」」
は「Aちゃん。今皆んなに見せられる写真とかってあったりする?」
『はい。あります。まだスマホの方に移していないので、一眼の方で見て頂く形でも大丈夫ですか?』
は「全然大丈夫!」
一眼で見てもらう事になったので、リュックの中からカメラを取り出す。
その間、はじめさんは他の皆さんに「片付けて〜」やら「動画の用意してて〜」など指示を出していた。
互いの準備が出来た所で、私から写真を披露する事になった。
『この辺りがここ最近で撮った写真になります。まだまだではありますが・・・』
淡い雰囲気の海と砂浜の写真。暗めに撮って厳かな雰囲気を出した山地の写真。紺碧に散りばめられた星の写真。子どもが笑顔ではしゃぐ写真。
簡単な説明を加えながら、色々な写真を披露する。
『そしてこれがこの前撮らせて頂いた皆さんの写真です。撮らせて頂いたと言うか・・・勝手に撮ってしまってすみません』
以前、土手で撮った写真でディスプレイを止め、改めて皆さんにお詫びの言葉を述べる。
だ「謝る事ないよ!だってめっちゃいい写真じゃん!俺さっきの海の写真めっちゃ好き!」
や「こんないい感じに撮ってもらえてたなら嬉しい限りっすよ〜。ちなみに俺は星の写真が1番好き」
た「俺は子どもの写真ですね。でも、ちゃんと申し訳ないと思って謝れる素直な所は人として素敵ですね」
だ「たなっち、何かAちゃんの事、口説いてる?」
た「口説いてないです!」
きゃっきゃと戯れるだいちさんとたなっちさんの姿が面白く、思わずふふっと笑ってしまった。
とても良い人達なんだろうな。
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作者名:hmbmnm | 作成日時:2019年3月8日 1時