5話 ページ7
銀髪の侍をおいて江戸の町を歩いている。
疑問が湧いてAは土方に聞いた
「なぜ、あの銀髪の侍と関わってはいけないの?」
「あいつが気にくわないだけだ」
「それってただの好き嫌いじゃない」
先刻の団子屋でのトシと銀髪の侍のやり取りを思い出し案外2人は似た者同士ではないのかと思う
「トシと銀髪の侍似てるね」
「…は!?ふざけんな!!」
「私、あの人のことよく知らない。けどそう思う」
「最悪だ」
項垂れるトシをみて自然と笑みが溢れる
「私はトシに友達が出来て嬉しいぞ?」
「友達!?んなわけあるか。ただの腐れ縁だ」
「いやー、私が武州に戻っている間にトシに友達がいるなんてお姉さんすごく嬉しいなー」
「俺の方が年上だし棒読みだな!」
久し振りにトシと話し出来て嬉しい。顔には出ていないかもしれないけど
「で、Aどこに向かってるんだ?」
「お菓子屋」
「なんで俺がお菓子屋なんかに…そんなの総悟と行けば良いだろ」
「それについては問題ない。トシはお菓子屋に行って一緒に選んでくれれば良い」
本当は近藤さんも連れて行きたかったけど、と心の中で付け足した。近藤さんはストーカー中らしい
近藤さん、大丈夫なのだろうか
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作者名:千月 | 作成日時:2018年5月23日 17時