＿＿＿俺が守る。【朔間凛月】

38:キレる ページ41

夢主目線




あ………凛月に報告しないまま来ちゃった……

まぁ、大丈夫かな……？

前はなんもなかったし………



あんず｢ふふ、あんたの味方少なくて残念ね♪

あーあ、可哀想に♪｣

『……別にいいよ』

あんず｢あれぇ？もう諦めちゃうのぉ〜？｣

『……そういうわけじゃない』

あんず｢なんか生意気〜｣

『……あっそ』

あんず｢うっわつまんなお前。

ここから追い出してやる。絶対。｣

『………それはどうかな』

あんず｢はぁ！？あんたに何が出来るっていうんだよ！！｣









・









・




真目線


つ、着いてきちゃった………


あんず｢〜〜〜！！｣

なんか怒ってる……？


教室を覗いてみると

あんずはかなり普段と様子が違った


こ、こんなのがあんずちゃんなの……？

うっ、嘘だっ……！！

あんずちゃんはもっと優しくてっ…………

…………



『……出来るよ』

！？！？！？

あんず｢はぁ？｣

『……あんたよりは少なからず出来る！！

プロデュースだって

資料まとめだって

衣装作りだって

あんたよりは出来るよ！！』

あんず｢っざけんな！！｣






夢主目線



あ、やばい

殴られる

そう思った時だった



パシッ



………あれ？痛くない……？


真｢な、何やってるのあんずちゃん！！

こんな真似はしないで！！｣

あんず｢ま、真くん………？！｣

『えっ、真く……』

真｢何があったかは知らないけど

喧嘩はやめて！｣

あんず｢ちっ、違うよ！｣

真｢僕、見てたんだ

今日、最初から｣


あんず｢！？｣

『！？』

あんず｢っ………もういいっ｣


あんずは去っていった


真｢っ……Aちゃん大丈夫……？

怪我してない？｣

『う、うん……ありがと、真くん』

真｢うん……

喧嘩になったのって何か理由があるの？｣

『………これは、あんずの自己満だと思う』

真｢………｣

『あんずはきっと幸せになりたいんだよ』

真｢……そっか

よく分かんないけど、喧嘩無くなるといいなぁ｣

『うん、そうだね………』

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