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Aside
暗い夜に私は歩いている。
理由は特にない。
私は夜行性なもので、昼よりも調子がいい。
『?』
後ろに誰かがいる。
しかも、私が止まるとその人は止まる。
ストーカーか?それは違うと信じたいが…
『ち、ちょっと辞めて下さいっ!!』
いきなり手首を捕まれた。
私はふと思い出す。
「Aちゃんが大好きです!!今日、あなたを迎えに行きます」
等という、意味がわからない手紙を思い出した。
この人が送ったのか?いや、それしかない…!!
「Aちゃん!!僕の家に行って楽しいことしよーよ」
『い、いやっ!!』
誰か助けて!!と思っていると
「やめてくんない?俺の幼馴染みにさぁ…」
と、いつもより低い声で話すてつやくんが居た。
『てつやくんっ!!』
「う、うわぁ!!」
と言って、男性は逃げた。
『て、てつやくんありがとう…』
てつやくんがいなかったら誘拐されてた…と思うと鳥肌がたつ。
「ほんっと、さっき言ったじゃん。夜、女の子一人じゃ危ないからやめた方がいいって…」
『ごめんね…』
「とりあえず!家に帰ろ?」
『うん…』
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作者名:ゆりか | 作成日時:2018年2月11日 20時