【てつや】今日も貴女に口づけを。 (ページ7)

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てつやside

スマホをいじっていると

『こんこん』

と、Aの声が聞こえた。
自分でこんこん、というなんて可愛すぎてヤバい！！

『あの…』

「どしたの？」

『えと…』

上手く言えないようだ。

「寝れないの？」

『うん…あのね、てっちゃんが良かったら私が寝れそうな時まで一緒に居てくれない、かな…？』

キター！
というか久しぶりのてっちゃん呼び！

Aは、甘えてる時とか素直な時とかにてっちゃん呼びになる。

「いいよー、俺もそうだったから！」

『ありがとう…！』

「来て、A」

『うん』

『てつやくん』

「ん？」

『てっちゃんって私とは違って優しいよね。私、そういうところ尊敬する』

「ありがと！」

『でもね、たまに自分より相手のことを大切にするやん…？それがね、私やなの。だから、誰よりも自分のことを大切にして…？』

「わかった、大切にするよ」

『よかった…』

『私、もう寝れそう。ありがとう、てつやくん！』

「ねえ、待って！」

『うん？どうしたの？』

「あ、あのさ。一緒に寝ない、？」

Aは微笑んで

『うん、いいよ』

と言った。

『てっちゃん、おやすみなさーい…』