FKi ページ7
F side
今日は、北山との仕事があり、今は収録の準備中だ。
スタッフさんが、美味しそうな料理を忙しそうに運んでいる。
北山は、と言うと、携帯を見ながら、トイレに向かっていった。
f「危ない！！」
(バッシャーン)
急いで叫んだも、手遅れで、俺の目の前で、スタッフさんと北山がぶつかり、料理や北山の服が大変な事になっています。
ki「あっつ！服、どうすんだよ？」
「すみません。ほんとにすみません。」
そして、ただひたすら謝るスタッフさん。
いや、確かに、スタッフさんも気をつければ、ぶつからずに済んだかもだけど、
北山も悪いよね？
ちゃんと前みて歩いてなかったわけだし。
なのになんで一方的に謝らせているん？
これは、お仕置きかな、そう思った。
北山が着替えに行った間、おれはどうお仕置するべきか、ずっと考えていた。
そして、いよいよ収録が始まった。
だけど、酷いことになっている。
北山がずーっと上の空だ。
私情を収録に出すべきではないが、北山は、さっきの件について反省していて考え事をしているから、集中出来ていないんだろう。
反省しているのであれば、スタッフさんに自分から謝れるかな。
それなら、あまり厳しくしないでおこうかななんて、考えながら収録を終えた。
収録後、楽屋に戻ったものの、北山は、スタッフさんに謝りに行こうとする素振りを見せなかった。
仕方ないので、
f「北山、ちょっと来て。」
と呼びつける。
北山は、ビクッとして、怯えた目で見てくる
何をされるか分かったのだろう。
早く謝りに言っておけば良かったのに。
ki「は、はぃ.....」
今にも消え入りそうな声で、答えて、体を萎縮させながら、俺の方に向かう北山。
f「北山は、なんで呼ばれたか分かっているよね。今、どうするべきだと思う？」
ki「………」
f「わかんないの？じゃあ、分かるまでお仕置きだよ？」
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作者名：みかん缶 | 作成日時：2020年6月8日 21時
