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YT ページ11

Y side

収録が終わり、みんなが帰った後に後片付けをしようと、楽屋で待機していた。後は宮玉が帰るのを待つだけだ。
そんな時、事件は起きた。

m「あっ……玉っ!……その……ごめん。」

t「宮田!!何すんだよバカ!」

ベシッ

何が起きたかって?
宮田が飲み物を裕太の台本に、こぼしちゃったんだよ。
それで、怒った裕太が、宮田を叩いちゃったってわけ。
普段の裕太なら余程のことがないかぎり、かっとなって手を出すことはないんだけど、、。
舞台の練習で疲れているのかな?ドリボで大変そうだよね。(*2018年ドリボ当時執筆)
いや、宮田が悪いけど、暴力はさすがにダメだよ?
舞台の疲れでの八つ当たりなら尚更ダメだよ?
こりゃあ、お仕置きがいるな。

謝らずにそそくさと帰った裕太を見ながら、そう思った。
一方、宮田は叩かれた頬が痛いのか、そこを抑えて、呆然と立ち尽くしていた。

y「俊くん、大丈夫?」

m「あぁ。玉ちゃん、ドリボが上手くいかなくてイライラしてたみたいなんだ。申し訳ないことしちゃったな。」

どこまでも優しい宮田に感心しつつ、

y「宮田は謝ったのに、手を出しちゃってるし、謝らずに帰っちゃったし、。明日俺が声をかけるわ。」

と言えば、

m「いや、俺が悪いから、、あ、そろそろ帰るね。横尾さんまたね!」

って、本当に優しすぎでしょと思いつつ、俺も楽屋の片付けを始めた。

__翌日__

オフで、自分の家でゆっくりしていた所、

[ピンポーン]

とチャイムがなった。
覗いてみれば、裕太がいた。
そういえば今日と裕太と宮田のラジオだっけ?終わったのかな?
大丈夫だったかな?なんて思いながらドアを開けた。

t「あ、あの……横尾さん…」

y「どうしたの、裕太?」

t「その……宮田に謝りたくて、だけど勇気が出なくて。」

y「そっか、それで?
俺は何を手伝えばいいの?」

t「その……お、お仕置をして下さい……。ちゃんと痛い思いをすれば、謝れる、気がします。」

y「わかった。とりあえず中入って?」

あんなにお仕置が嫌いだった裕太が、わざわざ俺の家に来てして欲しいなんていうとは、本当に成長したな。本当に宮田が好きなんだろうな、なんて感心した。
そして、自分から来れたのなら、謝る意思があるのなら、優しくしようと決めた。

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作者名:みかん缶 | 作成日時:2020年6月8日 21時

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