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アレクシの気がかり ページ6

ワインを片手に窓にもたれかかる。
赤いワインが証明に照らされて鮮やかだ。

「アレクシ様、ごきげんよう。
このワインどうでございますか」

この女は商業の流通を手掛ける会社の取り締まりだったな。

女は太ももに手を添えて、さりげなく隣に座る。

「このワイン鮮やかでしょう?
あなたにならこのワインを関税なしでお渡ししますわ」

少し香るブドウ。
女が首に手を回す。

「どーでもいい。俺に触るな」

こう言えば女はプライドが傷つき、すぐに部屋から出ていく。
バカな女。

アレクシは窓を開けてそこからワインを流した。
冷たい目で下に落ちていくワインを眺める。

アレクシは端正な顔立ちで背も高く、よく女性から声をかけられる。
それを容赦なく突き放すのが彼らしいのたが。

アレクシは気づいた。
今下に落としたワインが誰かにかかったことに。

少し驚いた声が聞こえてくる。

アレクシは混乱してるのをただ眺めていようと思った。

アレクシの気がかり→←エリクタッカー家の支配人



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作者名:三兄弟だんご | 作成日時:2018年6月19日 0時

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