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異変 ページ44

人気のない路地裏へと連れてこられ、アレクシの腕から下ろされた。

支えを必要としていたため、ユミは壁にもたれかかって必死に足を支えていた。


_もう、終わった。


完全にアレクシの怒りを買ってしまった。
あのアレクシなら直ぐに解雇するだろう。

そうしたら、収入が無くなり、妹にお金が届けられなくなる。

もちろん、私ももう生きる術は限りなく無かった。


今まで、非情なアレクシを見てきたからこそ思っていた。


「クビ...ですね」

半場、投げやりに言った。





「俺から離すつもりはないよ。ユミ。

一生俺の奥さんでいてもらうからね」









「....ぇ?」

想定外の言葉だった。

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作者名:三兄弟だんご | 作成日時:2018年6月19日 0時

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