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エリクタッカー家の支配人 ページ5
無言のなかに、斧を叩きつける音だけが夜に響いていた。
どうしよう、中々木が倒れてくれない。
暗くて見えずらいのに加えて、体力も残り少ない。
汗をふき、ただ斧を降っている。
「あっ」
「小娘に任せてても終わらねぇんだよ。
俺らの分の水を運んでこい。チッ」
それから給水所まで何往復しただろうか。
でも、ここで踏ん張ればいつか借金を返せて
ここから抜け出せる。
妹に、会いに行ける。
元気にしているかしら。
＿私は淋しいわ。
ユミの妹は美しかった、
誰もが目を惹く容姿に対して姉は平凡。
それがどちらかがエリクタッカー家に来るかとなったときにユミが選ばれた一つの要因だった。
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作者名：三兄弟だんご | 作成日時：2018年6月19日 0時
