恐怖で支配 (ページ28)

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逃げ道ページ28

「アレクシ様！

先日まで契約していたのに、

ネイピア社長がもっと安くしないと買わないと

いきなり言われまして、、」

アレクシの姿を見ると、部下たちはどこか安心している。

冷酷なアレクシに臆する時もあるが

この人についていけば大丈夫と思えるカリスマ
性があるからだ。

ただ、当の本人は部下を信用しているという目では見てないが＿。

「直談判だ」

そう言って、やはり少しも動揺してないアレクシ。

むしろ、どこか楽しそうだ。

「フッ、俺に値下げを要求するとは＿。

二度と頭を上がらなくしてやる」

そして、たった5分後＿。

ネイピア社長はボロボロの顔で

アレクシに土下座していた。

そして、契約を元に戻すだけでなく、

さらにこちらに有利となる契約を交わしたのだ。

アレクシ曰く、

俺にバカな要求したんだ。

ただでは帰さない、らしい。