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甘く、苦い夜 ページ26

すやすやと寝ているユミ。

何も知らない素朴な少女。

アレクシは先刻のユミの笑顔を思い出す。

花畑にいるような、安心しきった笑顔。


それに、アレクシは毒されてしまった。

_ぐちゃぐちゃに、してやりたい。





アレクシはユミの上に体重をかけ、
ユミに口づけをする。



まだ、起きない。


一度顔を離し、それを確認してから。
目を閉じて、また、ユミの唇を奪う。


今度は目が覚めたらしい。


目を開いて、案の定驚いている。

それでも、何も変わらずユミの唇をむさぼる。


「や、っ、、」




少し離れた隙に出た声。
訳もわからなく、ただ混乱してるユミ。


それでも、やめない。



逃げれないようにユミの頭を掴んで、
まるで小動物を食らう肉食動物のようにかじりついた。





汚いと思っていた服を掴み、ファスナーを器用に下げる。
抵抗しようとする間もアレクシに口を遊ばれ
手に力が入らない。
そして、やっと手で阻止しようとするも、
背中に手が届かない。



やだ、やだ_!




ユミは下着だけになった。
その下着もけっして綺麗とは言えない。

色褪せてて、所々ほつれている。


ようやく、口が離れた。

「や、いやぁ」

眉を下げて、涙を流しながら
徐々に初めてくる感覚に縛られるよう。

怖くて仕方ない。


汚い下着から見える白く柔らかい肌を
アレクシは手で撫でた。







「_唇、乾燥しすぎ」



そう言うアレクシは青い瞳をしたこれから捕まえた餌を食べる蜘蛛のよう_。




ギシ、

逃げ道→←心臓に悪い



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作者名:三兄弟だんご | 作成日時:2018年6月19日 0時

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