誰かの昔話参 ページ32
. [少々胸くそ悪い展開有りです 夢主がひたすらに可哀想です。とばしても支障はありませんので
苦手な方はおとばし下さい。]
兄様
兄様、眠れないのですか？
『私が子守唄を唄って差し上げますね！』
♪ねーんねよ
母の手のなかで
案ずることもなき夜に
月と星が光る夜に
ねむれ、ねむれよ 愛しき子
兄『……お前はそこまで愛されたいのか？』
『愛されたいです！よくお分かりになりましたね！』
兄『その唄、お前が母さんに唄って欲しくて作ったんだろ？………心底図々しいな、化け物が。』
『母様はいつか唄ってくれます！
母様は照れていらっしゃるだけなのです！』
兄『あと2年経ったらお前は13だろ？
そうしたら愛してもらえるようになる。
俺がその手伝いをしてやるよ』
『本当ですか！？』
＿＿＿＿ありがとうございます！兄様！
…
………
＿＿＿ねぇ、どうして？兄様。
私、こんなこと望んでませんでした
私は家族からの愛が欲しかったのです。
『うぅ……あぁぁぁっ！！やだぁぁ！やだっ！
助けて兄様っ！！助けてくださぁいいぃ！』
男『はいはい、そんなお兄ちゃんに金払って
君を買ってんだからいい加減泣き止んでくんないかなぁ？まぁ泣いてるのも締まりが良くなるから
構わないけどさぁ！』
『痛いぃ！！痛いよぉ！！』
男『君、珍しい髪に目の色だからさぁ
正直気が引けたけど、こう組み敷いて見ると
化け物を喘がせてるって優越感に浸れて最高だよ』
『あぁっ！！やだやだ！！と、お様！母様！
兄、さ、ま助けてくださいぃぃっ！！』
＿＿＿兄様、愛されるって何ですか？
＿＿＿こんなに苦しいものですか？
兄『母さん、父さん、二人に贈物があるんだ！
これ、二人に似合うと思ったんだ！』
母『まぁなんて素敵な羽織り！
高価なものなのに、どうやって…？』
兄『働いてるんだ！御役人さんの所で雇ってもらってるんだよ』
父『なんて出来のいい息子だ！』
＿＿＿どうして兄様が褒められているの？
そのお金は、私が……毎夜毎夜、知らぬ人と……
『お、えぇ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｹﾞﾎ！！』
母『やだ汚い！！あっち行きなさい！』
父『この約立たずの化け物がっ！！』
『痛いぃ！！やめて、やめてください…！』
＿＿＿家族なんか…クソ喰らえ…
この日、私は壊れた。
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あねもね - ワンピースとドラゴンボールまざってて草。めちゃくちゃこの小説大好き。めちゃくちゃ良い。何回でも読んでられる。作者さん天才。 (2023年4月29日 23時) (
レス) @page47 id: 2e6bf88bc0 (このIDを非表示/違反報告)
七面鳥ぱん(プロフ) - この夢主好きです (2020年10月30日 0時) (レス) id: e003fe3107 (このIDを非表示/違反報告)
無惨＆夢主 - HAHAHAHAHA☆ (2020年2月7日 16時) (レス) id: 6017619077 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - なんか主人公がなろう系の主人公みたいですね(笑) (2020年1月31日 16時) (レス) id: d2800fae96 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇにっと(プロフ) - 純（仮）さん» Aさんってなってますか？多分バグ…だと思います、このサイト結構そういうの多いので^^; (2019年11月28日 20時) (レス) id: c7608c62ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔月 | 作成日時：2019年10月29日 23時
