鬼っ子と炭治郎、お話するらしいよ ページ18
.
炭「………どうぞ。」
「どうも、ありがとう！」
染み付いてしまった癖なのか鬼相手に
お茶を出してしまった。
____何やってるんだ俺は！！
この子は俺たちを殺そうとしてきた子なんだぞ！
_____相変わらずこの子からは匂いがしない。
「ねぇ、炭治郎くん」
炭「な、なんだ？」
「今日はね、君のためにおめかしをしてきたんだけど………どうかな！！？」
______は？
くるくると見せびらかすように回る彼女。
俺のためにおめかしをした……？何故？
匂いがしないから怖い。わからない！
炭「……可愛いと思うぞ」
とりあえず思ったままのことを言ってみた。
「えへへ！頑張って着物を選んだかいがあったなぁ！」
炭「……Aは……俺を殺しに来たんじゃないのか…？」
_____何故普通に話しているんだ
「私ね、君を見張りに来たの！
あ、お風呂とかは覗かないから安心してね！」
炭「見張りに！？まさか鬼舞辻の命令で…！」
俺はすぐさまAと距離をとる。
しまった……今は刀が無いじゃないか！！
「炭治郎くん、なんで離れるの？？
私、君を殺すつもりは毛頭ないんだよー？」
炭「……信用すると思うか？煉獄さんを殺した鬼共の言うことなんて！！」
_____……！微かな怒りの匂い………それとこれは
…………疑問の匂い……？
「どうして？人間を殺して何が悪いの？
人間は私達鬼のご飯で食べるために殺す。
私達を殺そうとしてくるから殺す。
なにが悪い事なのかなぁ？」
炭「人間を殺すことが悪い事だと思わないのかっ！！？人の命をなんだと思っている！」
「だってさ、君達だって
牛や豚、鶏、魚、植物を殺して
生きるために食べるでしょ？
自分たちを脅かすような毒を持つ蛇、
畑を荒らす猪、人を襲う熊、
自分の身を守るために殺すでしょ？
それと同じじゃん！」
ニコッと笑った彼女は恐ろしいほど無邪気で
恐ろしいほど綺麗だった。
炭「お前達は元々人間なんじゃ無いのか…？
どうして同種族を食える？
心は痛まないのか！？」
「痛まない。」
部屋の空気が凍った気がした。
背中に嫌な汗が流れる。
額からは滝のように汗が吹き出してくる。
_____強い怒りの匂い。
_____怒り、憎しみ、嫌悪、嫉妬。
「人間なんて大嫌いだ。」
______そして、悲痛…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2607人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あねもね - ワンピースとドラゴンボールまざってて草。めちゃくちゃこの小説大好き。めちゃくちゃ良い。何回でも読んでられる。作者さん天才。 (2023年4月29日 23時) (
レス) @page47 id: 2e6bf88bc0 (このIDを非表示/違反報告)
七面鳥ぱん(プロフ) - この夢主好きです (2020年10月30日 0時) (レス) id: e003fe3107 (このIDを非表示/違反報告)
無惨＆夢主 - HAHAHAHAHA☆ (2020年2月7日 16時) (レス) id: 6017619077 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - なんか主人公がなろう系の主人公みたいですね(笑) (2020年1月31日 16時) (レス) id: d2800fae96 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇにっと(プロフ) - 純（仮）さん» Aさんってなってますか？多分バグ…だと思います、このサイト結構そういうの多いので^^; (2019年11月28日 20時) (レス) id: c7608c62ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翔月 | 作成日時：2019年10月29日 23時
