第5話−白沢 麻友− ページ7
「あーー!!この問題分かんないっ!!璃埜ちゃん教えてぇ〜...。」
「えーと....ここは.....って、あかり。起きなよ!課題終わるの?」
「........うぅ〜〜。課題ならテストの3日前でいいの〜。」
「えーー!そんなんで大丈夫なのぉー?」
「...大丈夫、大丈夫。」
「確かにあかり、いつも上位だもんね...。」
そう、あかりちゃんはいつもダルそうにしているけどこう見えて頭は昔からすっごく良くて、特に英語なんかもう......次元が......。
「でも、そうゆう璃埜ちゃんだって上位入ってんじゃん!」
「うん。でもあかりよりは下だよ…。」
「もぉ〜〜。2人して頭良くて羨ましいよぉ〜。私も頑張んなきゃなっ!!」
と、メロンソーダをいっきに飲み干して気合を入れた。
『.....そんなあなたには、このスキンケア!今なら2個ついてきてなんと.......この値段!!』
「おぉ!!今のラジオ聞いた?いいね!めっちゃ欲しい!」
「ちょっと勉強しなさいよ....」
『なんと.......ザザザザァ......これ....,ザザザザザ..............うわぁぁぁあ.......,ザザザザザザザザザザザザザザザ________ブチン!!!』
突如、ラジオは回線が切れたのか雑音が入り交じり切れてしまった。
「ん....?なに......。」
さすがにさっきまで寝ていたあかりちゃんも今のに驚いたのか起きた。
「す、すみません。このラジオ壊れたみたいなんですが...。」
璃埜ちゃんは驚いている様子だったがすぐに近くの店員さんに知らせてくれた。
「あー、たぶん回線が切れたんですかね。ちょっと待ってください。」
店員さんは他の回線に繋げ直そうとしていた。
『ザ、ザザッ....かいのゲストはこちら!現在新潟で活躍中の高校生バンド、ギガ☆はぴ!!の皆さんです!よろしくお願いします〜』
「あ、ギガ☆はぴ!!だ!」
回線が戻って再び流れたラジオではさっきやってたのとは違う番組をやってた。ちなみにギガ☆はぴ!!とは私が好きなバンド。どの曲もかわいくて元気が出せてとっても好き。
でもなんで番組変わっちゃったのかな...?
「ぎがはぴ....?麻友このバンド知ってるの?」
「うん!今一番好きな音楽!」
「ふーん...でも今はそんなことより勉強するよ。」
「えぇ〜、もっと聞きたい〜!」
「...しょうがないなー。聴きながらでいいから。それで、わかんない所は?」
「やったぁー!ありがとう璃埜ちゃん」
そういえば一瞬ラジオから聞こえた叫び声って何だったのかな?
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作者名:詩雨・yuuhi | 作成日時:2018年8月10日 19時