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第百五十訓 できんの? ページ9

土「もうしまいだ。
  さっさと部屋に帰れ。」


30分ほどやると土方さんはPCとコントローラーをポイっと投げ捨てた。

えー、兄さんより短いよ。

貴「・・・はいはい。
  どうも。」


PCとコントローラーを拾い、部屋を出る。


あー、誰もやってくれないのかー。

貴「自分でやるのが早いのかなぁー。
  ノート見れば一発だけどね。」

これまでの進行状況を書いているノート。
バグまで書いているノートだ。

でも見返すことは少ない。

ゲームは攻略本どおりに進めるより、自分で進めたほうが早いでしょ?


それと同じだよ。


縁側でPCを再起動させる。

そして格闘ゲームを始めた。

華月ちゃんはまた今度にしよ。

今日はなんだか気乗りしない。

縁側にはコントローラーの音しか聞こえないほど静かだった。








1、2時間やっていると総悟が通りかかった。


沖「格ゲーかよ。
  華月はどうした。俊がずっと言ってたんでィ。」

貴「今日は気乗りしなくてさー。」


沖「俺がやろうかィ?」


貴「できんの?」


沖「そりゃあもちろん。」


総悟が自信満々にいうので、
別ゲーム、「私がお兄ちゃんの妹」を再起動させた。

総悟は兄さん以上にものすごい速さでゲームを進めていった。









沖「はい。デートんとこ。
  これでいいんだろィ?」


貴「うん・・・ありがとう。」


僕より、シュミレーションゲームがうまい人がいるなんて思わなかった。

まぁ慢心してただけだけどさっ!

一番頼みたくない相手が一番ゲームがうまかったなんて。

最初から総悟に頼めばよかった。

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虹色水晶 - 神威は神さん» ありがとうございます!あー初コメントだ!うれしいです。これからもよろしくお願いします。 (2016年12月19日 11時) (レス) id: 06011833fd (このIDを非表示/違反報告)
神威は神 - すごいおもしろいです! (2016年12月16日 19時) (レス) id: c337c1241d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹色水晶 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年12月5日 17時

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