吸血鬼の呪いを受けた元人間 ２ ページ14
「本題に入るよ。吸血鬼の呪いというのはね阿良々木君。彼女……アイリスしかできないことだと思う。アイリスはね純血の吸血鬼でね。そこの忍？と反対で果敢なく、銀髪で雪のようだったよ。弱いけど、不死性と物質創造とエナジードレインの能力はとても高かったよ。後、未来予知。因みに素直クールだよ。ここ重要だからね。テストに出るよ。彼女と出会ったのは何千年前か何百年前くらいだよ「何百年前じゃ」そうだ。何百年前のことだ。アイリスは純血なのに病に罹っていたよ」
「吸血鬼って病に罹ることがあるのか！？」
僕は吸血鬼に病が罹るということをありえないと考えていることを聞かずにはいられなかった
「いや、アイリスの先祖が特殊だっただけだよ。抑々、怪異にありえないとかは通じないよ。現象のなんだから。彼女にはね寿命ができてしまってね。人間の僕よりも先に逝ってしまったんだよ。悲しかったなぁ。愛していたから。まぁそのときに僕が『もう一度だけでもいいから会いたい』なんて今時の三文恋愛小説みたいなこと言ったから。彼女の呪いを自ら受けたんだけど。５回転生したのに会えないけど。彼女の能力も受け継いだんだけど。お惚けになっちゃったね。まぁ君の耳には痛くない話だろう？阿良々木ハーレムを築いたんだから」
「僕はそんな悪趣味な組織を作っていない！」
「そうなの？今は初期メンバーの忍野さんがいないから大変だって八九寺ちゃん言っていたよ？」
「八九寺はそんなこと言ったのか！ていうか知り合いだったの！」」
「うん、僕が道に迷っているときに親切に教えてくれたし、阿良々木さんはどういう人ですか？って聞いたら…」
「聞いたら……」
焦らすように宇尾が言っていたから身を乗り出すように復唱してしまった
「頬を赤く染めてとても貴方には言えない関係ですって言っていたよ」
「僕と八九寺は清潔の仲だ！」
「嘘をつくな、お前様」
「まぁ別にどちらでもいいんだけど。阿良々木君、携帯かスマホ持ってる？連絡先を教えてほしいんだけど」
「あっあぁ、いいぞ」
ピロン…♪
「ありがと阿良々木君。僕の気まぐれに付き合ってくれて。じゃぁね」
「嗚呼じゃあな」
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作者名：非辻 | 作成日時：2017年7月19日 0時
