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三角関係 ページ5

シンデレラside

シンデレラは王子様と出会って思わず上の空になっていました

すると継母が「シンデレラこっちに来なさい!」と叫ぶので急いで駆けつけたところこんな話を聞きました

「今日は王子様が街中の娘を呼んできて舞踏会するの、私の娘たちに着付けや化粧を手伝いなさい」

「あの.....私は....?」

「そんなの留守に決まってるでしょう、あんたなんかが王子様に選ばれるわけも無いわ。あんたは一生此処にいればいいのよ」

あぁ、やっぱり

乗り気もしない着付けの手伝いや化粧をして、娘たちの舞踏会の準備をします

娘たちは綺麗なドレスを身につけ、馬車に乗り、舞踏会へ行ってしまいました


シンデレラは家で一人泣いてしまいます

気分を変えに、庭へ行くと一人の老婆がいました

老婆が言うには水が欲しいということでした

シンデレラはその要求に答え、水を与えます

すると老婆は「貴方は綺麗な心の持ち主なんだね」と言われました

「あんた、なんで泣いてるんだい?」

シンデレラはこれまでの経過を伝えました

「そりゃひどい話だね、ちょっと待ってな」

すると老婆は光りに包まれ、瞬く間に一人の美しい女性に変わりました

「ネズミとトカゲと白鳥はいない?」

言う通りに持ってくると、魔法で馬と従者に変えてしまいました

「あとは馬車ね!そこのかぼちゃ使っていい?」

杖でかぼちゃに魔法をかけ、黄金のきらびやかな馬車にしてしまいました

髪型も綺麗に整えられ、ドレスも青い、ふわふわとしたものになりました

靴はガラスの靴でキラキラと光ります

「0時の鐘がなる前に帰ってこないと、魔法が解けてしまうから気をつけるんだよ」

シンデレラは頷くと馬車は発車する



お城について、会場の扉を目にしました

ふぅと息を吐くと一気に扉を開けます

すると大勢の人が此方へ目を向けました

だがそんなものは関係ない

シンデレラの目に映るのはただ一人、王子様だけだった

一歩一歩近づくとともに開ける道

目の前に来ると王子様がシンデレラの手を取る

「あの時は無事に帰れたんだね」

「もちろん」



二曲目が始まった




The story never ends......

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作者名:千寿@樹輝&彩羽 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2022年5月9日 13時

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