トリップ少女３【オリオンの刻印】 (ページ9)

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伝えてからハッとした。

失礼だったかもしれない。

「あっ、すみません…こんなこと聞いて」

「ちょっと寂しいかもなあ～
Aはどうなんだ？」

「私も…、私もわいわいしたかったというか」

食堂が近づいてきた。

「…ならさ！一人部屋同士寂しくなったらお互いの部屋行き合おうぜ？なっ！いい考えだろ？」ﾆｯ

「えっ、えっ…！いいんですか！」

「丁度同じ階だし！
先輩とか気にせずにさ」

キャプテンは笑って微笑みかけてくれた。
「円堂くん」がそこにはいた。
私の憧れた、イナズマイレブンの円堂くんが目の前にいた。

「…ふふ、ありがとうございま…」

「あ、円堂！待ちくたびれたぞ！」

風丸さんが声をかけた。皆は既に席についている。
あれ、Aも？という顔をしている。

「はは、わりぃわりぃ！
さー！食べようぜ、A！」

「…はい！」

「円堂くん」といると、不思議と笑顔になれる。
そんな彼がこれから身近に、…そして私たちイナズマジャパンのキャプテンとして引っ張ってくれるのはとても嬉しく誇らしいことに感じた。