高熱×和也3 ページ17
智side
雅紀が体温計を取りに行ってくれたんだけど、テーブルの上に置かれてるそれが目に止まった。
体温計ここにあったんだ。
ま、すぐに気付いて戻ってくるでしょ、なんて思いながら和に体温計を挟もうとしたんだけど、こんなに布団に包まられると挟めないな。
仕方なくゆっくり布団を剥がしたつもりだったんだけど。
和「…んー？」
「あ、ごめん、起こしちゃった？」
和「寒い」
せっかく剥がした布団に再び包まろうとするから僕は急いで体温計を挟んだ。
熱上がるね、完全に。
解熱剤飲ませてあげた方がいいかな。
とりあえずクーラーは切るわけにはいかないから、温度だけ上げとこう。
ピッピとリモコンで温度を上げていると和がもぞもぞ動きだした。
見るとさっきまでベッドの真ん中に寝ていたはずなのに、端っこに移動してる。
「どうしたの」
和「隣で寝てよ。人間湯たんぽ」
普段は器用でしっかりものの和だけど、やっぱりこういう時は少し甘えてくる。
じゃあちょっとの間隣で寝てあげようかな、とベッドに座ったとき部屋のドアが開かれる。
雅「体温計、ここにあるって。あと薬と水持ってきたよ」
あ、和がちょっとむすっとした顔に。
怒ってる怒ってる。
雅「あ、和起きてたんだ」
和「タイミング悪すぎるって」
「ねー。僕と添い寝しようとしてたのに」
雅「え、そうなの？じゃあさ、じゃあさ！俺がしてあげる！」
誰も頼んでないのに挙手まだして、持ってきた薬と水を僕に渡しベッドにダイブする雅紀。
和「雅兄には頼んでないし。でもそんなに俺と寝たいなら、一緒に寝てあげてもいいけど」
なんか和、満更でもない感じ。
雅紀にはツンデレってやつだね。
pipipipi…
体温計が鳴り、測定された体温は38.4度。
これから上がることを考えると、薬は飲ませた方がよさそうだね。
「38度ちょっと。薬だけ飲んでおこうか。痛いとことかない？」
和「どこも痛くないけど、俺の胃は今空っぽだからさ、薬飲んだらお腹痛くなりそう」
そういえば和は何も食べてないんだっけ。
雅「じゃあ何か食べる？てか食べられる？」
和「うーん、お味噌汁とかなら」
お味噌汁なら今日の夕飯に出たから、残ってるかもね。
智「お味噌汁ならあるかもしれないから、僕が持ってくるよ。なかったらインスタントのやつ作って、持ってくるね」
ってこで僕はお味噌汁を取りに、部屋を出た。
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Rui(プロフ) - すーたんさん» コメントありがとうございます！一気に読まれたということで、おつかれ様でした（笑）そしてありがとうございます！それにずっと応援してもらえるなんて感激！これからも頑張ります(^-^)/ (2013年11月18日 22時) (
レス) id: 15880654f1 (このIDを非表示/違反報告)
すーたん(プロフ) - 初めまして！！今日このお話を見つけて一気読みしました！！ずっと応援しています。頑張ってください！！ (2013年11月18日 21時) (レス) id: ddb6fe2898 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - ジャスミンさん» それならよかったです！安心しました(￣^￣)ゞ今後もよろしくお願いします！ (2013年10月23日 17時) (レス) id: 15880654f1 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン - いえいえ大丈夫です。ご安心を。 (2013年10月23日 17時) (レス) id: fce6279bd2 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - ジャスミンさん» コメントありがとうございます！ナースのお仕事、再放送を何度か見たことがあります！意識していなかったのですが、似通ってしまっていますでしょうか(^^;;？それならすみません。今のところ恋愛関係になる予定はありませんが、今後もしかしたら…（笑） (2013年10月23日 17時) (レス) id: 15880654f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年8月21日 3時
