Episode 14 ページ14
『どう？大丈夫？暑くない？』
「全然？気持ちええで。」
と、言われても心配は心配なのだ。
人にドライヤーなんでしたことないし。
そもそも私自身の髪
面倒臭いっていう理由でたまにしかやってないし……。
そこが彼らとの違いなんだろうな。
『ならいいんだけど……』
肩より下にあるマンちゃんの髪に手を通しながら
ドライヤーで乾かしていく。
それにしても髪質良いな。
うっつんとは少し違って、柔らかい髪質をしている。
流石というか、手入れは欠かさないのだろうな。
しばらく無言で乾かしていると
マンちゃんがかくかくと頭を上下に揺らしていることがわかった。
眠いのだろうか。そろそろかわいた事だと思うし
もういいかとドライヤーの電源をオフにする。
『寝そう？』
「んぅ……」
マンちゃんは今にも寝そうな眼をこすっている。
ここで寝られたら色んな意味で困るんだ。
私の生死に関わるｯ！
『ここで寝たら体痛くなるし、自室行こうy』
私が自室に行こうと言おうとした時、
ポスｯと私の肩ら辺にマンちゃんの頭が落ちてきた。
マンちゃんがすぅすぅと息を吐きながら寝ていた。
『……』
『……!?』
『!?!?!?』
どうしろと!?私にどうしろと！？
うけとめようと広げた自分の腕が宙をさまよっている。
誰か助けて欲しい。……誰か。誰か〜〜！
うっつんに助けを求めたいが
まだお風呂から上がるまで時間が経つだろうし。
とりあえず、さまよいにさまよいまくった自分の両手を
マンちゃんの腰に回す形にした。
『……!?』
腰が細すぎる件について……。
私の脳内はあれに荒れまくったが、体制的にもほんとにキツイので
マンちゃんが起きないように気をつけて私の膝の上にマンちゃんの頭をのせた。
所謂、膝枕だ。
マンちゃんの顔にかかった髪を耳にかける。
より顔が見えやすくなった。
マンちゃんの髪に指を通して弄びながら考える。
それにしても、本当に顔がいい。
まつ毛もビックリするほど長いし、顔のどのパーツも整ってる。
……ただきっと上辺だけで好かれてるのだろうな。
彼らと私が似てないことなんてわかってることなのだが
いつもどす黒い感情が私の中にある。
嫉妬だなんて、面倒臭い。
嫌だなほんとに。
うっつんがお風呂から上がってきたことが分かって
マンちゃんの髪を弄ってた手を止める。
戻ってきたうっつんと目があった。
「…起きとるで？マンちゃん」
『…ゑ』
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くれいのあ(プロフ) - BANDさん» ありがとうございます！<(_ _)>〈 ｺﾞﾝ!〕 (2021年5月30日 7時) (
レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - あ、はい。神作ですねありがとうございます(((スライディング土下座))) (2021年5月30日 1時) (レス) id: cb43568772 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 漣＠えなみずつよいさん» わぁありがとうございますゥ！お母さんだよこんにちは(？) (2021年2月26日 22時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
漣＠えなみずつよい(プロフ) - 尊すぎてｵﾝｷﾞｬｱです()赤ちゃんに戻りましたこんにちは (2021年2月22日 17時) (レス) id: 4335f2c288 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 天さん» 出来るだけ早めに頑張っていきますはい。受験シーズン終わったら今より更新していく予定ですのでｯ(多分.......) (2021年1月17日 20時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月琴 | 作成日時：2020年11月23日 9時
