過去編1 ページ14
数年前
はあ、今日も任務。本当に疲れる
いやさ、まあ倒せるっちゃ倒せるけどなんで一級術師の私に特級の任務を押し付けるかな〜
他の仕事もあるってのにさ、
暫く補助監督の車に揺られてると目的地についたみたいだ
補「Aさん、到着しました。今回の任務内容は特級呪霊、それと此の廃墟の中に4人の一般人が入り込んでしまっているようで、その保護です。」
『なるほどね、了解。』
補「それではお気をつけて」
廃墟に向かって歩いていく
崩れかけた鼠色の建物は如何にもという感じの廃墟だ
肝試し感覚で入っちゃったんだろうな〜げー行きたくね〜、と思いつつも廃墟の入り口の戸を開ける
入って数分、3階分の階段を登ったくらいの頃、思わず足を止めてしまうほどの殺気を感じる
足がすくむ
ナニカの気配を感じて振り返ると
いきなり景色が変わる
気がついたら私の体は壁に打ち付けられていた
腹に燃えるような痛み、血がどくどくと流れる感覚、体に刺さった刃物のように鋭いもの
何度も蹴られる
なんで私がこんな目に遭わなくちゃならないのか、
目の前の呪霊を倒すこともせずにそのことばかり考える
心臓の鼓動はドクドクとだんだん早くなっていく
アイツ、アイツのせいだ。五条悟が私を呪術界に引き込んだから
そう、アイツが悪いんだ。じゃなきゃ私がこんな目に遭うことは、、
ふと顔を上げると目の前の呪霊の後ろには何故か思い詰めた顔をした青年と、怯えたような、威嚇をするような顔をした青年がいた。計四名。
そうだ、私も呪術を知る前はこんな顔をしていた。
そんな弱い私を変えたくて呪術師になる決断をした。
そうだ、全部私が悪い。みんなを守れないほど弱かったのは私、呪術師になる決断をしたのも私。
ただ自分を正当化したくて人の所為にしてただけだ。
ああ、あの人たちはこんな事になるなんて夢にも思わなかっただろう
ここで死んでいい人じゃないだろう
私がやらなきゃ誰がやる、あの人たちは私が死んでも守る!!
そういって軋む体に鞭を打って立ち上がる
今ならできる、体力はもう無くとも、呪力は満タンだ!!
私をこんな目に合わせたコイツを倒せる
そう思うとすぅっと口角が上がる
『領域展開
嵌合暗翳庭 』
まだ不完全!でも今は、それでいい
「グァァァァァ」
まあ、私に考える時間を時間をくれたことには礼を言ってやるよ
この時の私は多分冷静じゃなかった
・
今日急にシリアス
こわーい
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と_うり(プロフ) - chikaさん» ありがとうございます!がんばります! (2022年6月7日 17時) (レス) id: 5c5176230f (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - と_うりさん。読ませて頂いております( ´ ω ` )面白いです!!凄く続きが読みたいです。応援してます! (2022年6月7日 16時) (レス) @page4 id: dd96cdde37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:と_うり | 作者ホームページ:http://nranai.nosv.org/u.php/hp/remi01231/
作成日時:2022年6月6日 9時