幸せと悩みごと -Jiyong- ページ5
一緒に暮らし始めて1ヶ月が過ぎた。
毎日が新鮮で、幸せで、楽しくて。
いつも仕事に行く時は2人が玄関まで見送りに来てくれるんだけど…
笑顔で2人に手を振られると、自分1人だけが離れなきゃいけないのが仕事とはいえ辛くてたまらない。
だけど家に帰ればいつも冷蔵庫にはAの料理が入ってるし、
シャワーを浴びればいい香りがする柔らかいタオルが置かれてある。
「何が何もできないだよ…」
一緒に暮らしても前みたいに料理ができないだの、部屋が散らかってるだの言ってたけど、どこがだよ。
時間によってAは起きて待ってくれてたり、ジハと先に寝ていたり。
もちろん起きてくれてると嬉しいんだけど、
寝てたら寝てたで別の幸せがあるから…
今夜は帰るのが遅くなったから先にAは寝てて、軽めに食事をしてシャワーを浴び寝室のドアを開けると…
暗い部屋。
ベッドサイドに置かれた棚にある小さなライトだけが柔らかな明かりを灯してる。
ベッドには仰向けになりスゥスゥと寝息をたて寝ているジハと、
そのジハの方を向き寝ているA。
こんな2人の姿を、少しの間いつも眺めるのが幸せでたまらない。
2人を起こさないようそっとベッドに入るも、
ほぼ100%の確率でAは目を覚ます。
「ジヨン…おかえり。」
ジハの方に向けてた身体を俺の方に向け、腕を絡ませ肩に顔を埋めてくるから…
「ただいま。ごめんな、起こして。」
いつもと同じ言葉を口にしながら、おでこにキスをする。
「ううん。先に寝ててごめんね。」
Aからもいつもと同じ言葉が返ってくる。
少し甘えたその声がたまらなく可愛くて、
しかもこんなに身体を寄せられるとついつい欲が暴走してしまいそうになる…けど…もう何度もそれは抑えてきた。
だってさ…さすがにここじゃ無理じゃん。
ジハ寝てるし…
それにAは朝早いから寝かせてあげたいし…
それにずっと前、結婚した友達から聞いた話を思い出し悶々としている。
『うちのやつ子供産んでから俺に触られるの嫌がるんだよな。アレなんか完全拒否だし。ホルモンがどーのとかで、そういう女は多いみたい』
真剣に話す友達を、あの時笑い話みたいにみんなで笑ってしまったことをマジで謝りたい。
“多いみたい”
Aは？
抱きしめたりキスをするのをあからさまに嫌がってはないけど…
嫌われるのがたまらなく怖いから試す勇気は持てなくて、ただ悶々とする日々。
それだけが目下の悩み。
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がほ(プロフ) - まーさん» こんにちは^ ^読んでいただいて、素敵な感想までありがとうございます^ ^私も最初は読む側でしたのでお気持ちわかります。素敵な作者さんが多いですが、私も作品でも楽しんでいただけたら嬉しいです^ ^ (2016年12月1日 14時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
まー - がほさん すっごい素敵なお話と主人公でした。bigbangも好きですがビッベンの方のこういう作品も大好きです。 (2016年11月30日 23時) (レス) id: a54ab9d7b0 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - JUNJUNさん» コメありがとうございます^_^キュンキュンして頂けましたか！？それならもう、本当に書いてる私の方が嬉しくてたまりません(T ^ T)次作もボチボチ書いてますので、お時間ありましたら読んでもらえると嬉しいです☆ (2016年11月15日 18時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
JUNJUN(プロフ) - がほさんこんにちは！最後までお疲れ様でした。最後までキュンキュンしながら読ませてもらいました。次回作も楽しみに待ってます！ (2016年11月15日 12時) (レス) id: 7c8f41cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - りんなさん» いつもコメありがとうございます^ ^そして嬉しい言葉ありがとうございます(T ^ T)りんなさんにずっと読んでもらえるよう、これからも頑張りますね☆ (2016年11月14日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2016年9月14日 22時
