やっぱり 〜Jiyong〜 ページ15
やっぱりAはすごいって思い知らされた。
んで俺は…Aに内緒でここに来て、どうしたかったんだろう…って浅はかな自分が恥ずかしくなった。
いつもなら絶対に泣くAが、泣かずに笑顔で俺のことを「ジヨンくん」って呼んだ。
そして話す口調は誰から見てもスタッフのヌナそのもの。
よく考えれば当たり前なのに…
そうするしかないのに…
それに対して少し悲しくなる俺は、どんだけ勝手なんだか…
「何凹んでんだよ。こうなるって想像しなかったのか？」
「……」
「俺はAは泣いて、席を外すと予想してた。でも普通に話しかけて来やがったw想像以上だった。やられたよw」
「俺はやっぱ子供です…」
「…そんなのみんな知ってるよw」
店に向かう車内。
【内緒で会いにきて、迷惑かけてごめん。】
LINEを1件送った。
なかなか既読がつかなくて、申し訳ない気持ちがどんどん増えていく。
それに…嫌われたらどうしよう…怒らしたらどうしよう…
マイナスな心配も相乗効果で増えていく。
店に着きあいつらやAを待ってると、スマホが鳴った。
【意地悪。】
その一言だけ…
どうしよう…ここに来たことを後悔し始めたその時、
【でも好き。】
【でも意地悪。だって抱きしめたいのにできないじゃん。】
すぐさま返信する。
【ごめん。本当にごめん。】
【でも会えて嬉しい。ジヨン、お帰り。】
社長…泣いて席を外すのは俺です。
目頭が熱くなり、トイレへと向かった。
戻るとみんな到着していて、俺の隣はなんとAだった。
個室とはいえ、どこでどうバレるかわからないから、俺もちゃんとするよ！
Aもあまり俺には話しかけてこなくて…
でもその時、スッと太ももと椅子の間に差し込まれた指先。
ドキッと緊張が走る。
Aは何でもないように話してるけど、俺は話どころじゃない。
でもできるだけ平静を装い、指先でAの手に触れた。
触れた瞬間、差し込んでた指先を引っ込め、俺に指を絡めてくる。
秘密。
誰にも内緒。
2人だけの秘密。
食事をしたりするたびにパッと離れるけど、またお互いにどちらともなく指を絡めて…
いきなりヌナになったかと思えば、どこで覚えたのかこのイタヅラ…やっぱり俺はAの虜。
でもそろそろ限界。
2人きりになりたい。
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がほ(プロフ) - ハツキさん» 初めまして(^^)読んで下さってありがとうございます。最高とか、大好きだなんて、本当にその言葉が書く励みになりますT_Tありがとうございます。他の作品も良かったら読んで下さいね☆ (2016年12月8日 1時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
ハツキ(プロフ) - 初めまして(^^)大好きで更新楽しみにしてたのに終わっちゃったー泣でも本当に本当に最高です！次の作品も楽しみにしてます☆作者様大好き(^^)！ (2016年12月7日 1時) (レス) id: f94f89339d (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - チール3さん» チール3さん☆コメありがとうございます(^^)お返事が遅くなり申し訳ありません(*>ω<*)今のもこれも、どちらも読んで下さってありがとうございます！私にはもったいないほどのありがたい褒め言葉まで…T_Tそうずっと思って頂けるよう頑張ります！！ (2016年9月5日 2時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
チール3(プロフ) - がほさんこんにちは。今の作品も楽しみ過ぎて更新待ちが待ち遠しくてはじめての恋を読み直しました^_^;ドキドキウルウルしながら読み直しやっぱり素敵な作品だと改めて思い、がほさんの表現大好きです。とても大好きな作品です。これからも楽しみにしております。 (2016年9月3日 18時) (レス) id: 8ebdd82b15 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん☆コメありがとうございました(^^)そんな風に言ってもらえて本当に嬉しいです！読んでくださってありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2016年3月8日 0時
