社長室 〜Jiyong〜 ページ10
「自分が何をしたのかわかってるのか？」
「すみませんでした。」
もう空が明るくなり始めてて、こんな時間に社長がいる事なんて今までなかった。
突然飛び出して、仕事も放棄し、全く連絡もせず…
どれだけの人に迷惑をかけた事か。
「話は聞いた。ただ…俺がAに話した事は知ってるか？」
社長が…Aに…？
LINEのメッセージを思い出すも、社長の言葉なんてなかったし、もちろん手紙にも…
ゆっくりと顔を上げ、社長の顔を見る。
「知りません。」
「まずAを2NE1の通訳に選びアメリカに行かせたのは、ただ仕事を評価してA以外の適任者はいないと判断したから。それ以外の理由はない。」
そうだろう。きっとAなら想像以上の結果を残し、うまく行くはず…
「お前らの付き合いも、俺は反対をするつもりはない。ただ…俺が1番心配をしていたのは、まさに今のお前の姿だよ。Aがいれば体調も良く、少々無理をしてでも頑張れる。ただ今のように、Aがいないと全てができなくなる。そうなる事が目に見えていたから、だから、これを機にお前にももっと強くなって欲しいと思った。家族でも、恋人でも、誰かを支えに頑張れる事もあるだろう、でも、どんな状況でもお前自身の力で立ち上がり、乗り越えていけるようにしないと、辛いのは他でもないお前自身だ。しかもお前はBIGBANGというグループのリーダーだ。来年、再来年がBIGBANGにとってどんなに重要な年がわかるだろう？リーダーのお前が女の力がないと立ち上がれないようでどうする。それだけじゃない。個人的にこれは言う。兵役ってのはそんなに甘いもんじゃない。1人で生きていけないと、潰れるぞ。」
社長の言ってる事は全部当たってて、自分でも心配してた部分でもあった。
「それを、俺に伝えるようにと？」
「ああ。後、マスコミがお前らの事を気付き始めてる事もな。」
「わかりました。二度とこのような事はしません。ご迷惑、ご心配をおかけし、本当にすみませんでした。」
椅子から立ち上がり、礼をする。
社長は何も言わない。
最後にまた礼をし、部屋を後にした。
マネヒョンに1人で考えたいからって言って、屋上へ向かった。
"ここ好きなんだー。気持ち良くならない？"
そう言ったAの笑顔と言葉を思い出す。
煙草を吸うだけの場所だったのが、大好きな場所に変わった瞬間。
ドアを開けると、真っ暗だった空が青白く、明るくなっていた。
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r08194(プロフ) - ぃぇ！また時間があるとき投稿してください！笑 (2016年3月12日 16時) (
レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)いつもコメントありがとうございます(^ ^)喜んでいただけて嬉しいです(^ ^) (2016年2月25日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - ありがとぅございます！面白くてずっと読んでます！☆ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» リンナさん☆こちらにもコメして頂いたのに、お返事が遅くなりすみません。"シリーズ最初の作品へ"や"作品のシリーズ"を押してもらうとすぐ検索できると思います(^ ^) (2016年1月20日 19時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - これは、〜1〜からあるんですか？ (2016年1月20日 15時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年12月29日 0時
