再開 〜Jiyong〜 ページ47
エレベーターってこんなに遅かったっけ？
じっとしていられず、はやる気持ちが抑えられない…
音が鳴りやっと階に着いてドアが開いた。
目の前にはハンビンがいて、俺と目があった瞬間笑顔で挨拶してくれた。
「あ！ジヨンヒョン、こんにちはー！」
他にも数人いて同じ様に挨拶を…
思わずハンビンに、
"Aどこにいるか知ってる？"
って聞こうとした…瞬間、ハンビンの笑顔が何かを思い出したかのように驚きの表情に変わった。
「ハンーーーーっ！」
名前を呼ぶ途中で、遠くから聞こえてきた声。
その中に1人だけ…胸を締め付ける、愛おしくてたまらない声が聞こえた。
ゆっくりと声のする方へ顔を向ける。
部屋から笑顔で出てきたバビ。
その後ろから、続いて出てきたのは…Aだった。
エレベーターの前でたまってるハンビンらに混ざって、誰もまだ俺の事に気づいてなくて、笑顔で楽しそうな会話が続いてる。
目の前のAが動いてて、笑い声と話し声…
もう…なんか…泣きそう…
部屋に鍵をかけ、エレベーターの方へ向かおうとした時、やっと、
「はっっ！！！ジヨンヒョン！！！こんにちは！！」
バビやドンヒョクの挨拶に返す事が出来なかった…
バビの少し後ろにいるAと目が合っていたから…
Aも驚いた表情で、口を手で押さえている。
俺らのことは会社内で知らない奴はいないから、あいつらもすぐに状況を察し、
「ヌナ、お先に失礼します！」
Aにそう挨拶し、離れたバビ達。
「ジヨンヒョン、すみませんでした。お先に失礼します。」
みんなが俺にそう言い、足早にエレベーターに乗り込む。
思わず振り向いて、
「ごめんな…ありがと…」
そう告げた瞬間、無言のまま笑顔で頷き、エレベーターは閉まった。
ゆっくりとAの方を向いた。
シーンと静かな廊下。
心臓の音が聞こえるんじゃないかってくらいにうるさくて、耳に響いてる。
食堂とか人が多い所でAを見つけて、抱きしめに走ったらどうしよう？
俺、抑えられるかな？
なんて、車の中でさっきまで考えていたけど、
誰もいない廊下…
それでも、そんな心配は無用だった。
早く早くってあんなに急いていたくせに、いざAを目の前にすると身体が動かなくて、ゆっくり、ゆっくりと一歩ずつ近づいて行く。
Aの方は一歩も動かずその場に立っていて、
でも近づいてみてわかった。
口を手で押さえて、目を真っ赤にしAは泣いていた。
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r08194(プロフ) - ぃぇ！また時間があるとき投稿してください！笑 (2016年3月12日 16時) (
レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)いつもコメントありがとうございます(^ ^)喜んでいただけて嬉しいです(^ ^) (2016年2月25日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - ありがとぅございます！面白くてずっと読んでます！☆ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» リンナさん☆こちらにもコメして頂いたのに、お返事が遅くなりすみません。"シリーズ最初の作品へ"や"作品のシリーズ"を押してもらうとすぐ検索できると思います(^ ^) (2016年1月20日 19時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - これは、〜1〜からあるんですか？ (2016年1月20日 15時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年12月29日 0時
