電話番号 ページ35
(Jiyong side)
ベッドから急に立ち上がりヨンベに掴みかかった事で、左腕に刺さってた点滴が抜け血だらけになった。
怪我してる右手で暴れた事で傷が開き、出血もした。
体力の限界まで散々暴れ、泣き喚き、
ベッドに倒れ込み力尽きた……
翌朝目を覚ますと、部屋も点滴も包帯もキレイになってた。
気配を感じ横を見ると、ソファーでヨンベが寝ていた。
ヨンベの水色のシャツに所々赤い血が見える…
「ごめん…マジでごめん…」
「…ん…ジヨン？」
「ヨンベ！俺、昨日…ごめん。本当にごめん…」
「いいって。」
そう言っていつものように笑うヨンベ。
「ジヨン、これ…ヌナの番号。向こうでスマホ壊れたんだってね。新しい番号、社長が教えてくれた。かけてみれば？」
メモを渡し、ヨンベは帰って行った。
メモを開くと初めての電話番号と…
"ロスは韓国からー17時間だからね！"
ヨンベの字だ…
「サンキュ…」
お守りのように大切にメモを抱きしめ、うずくまり、また泣いた…
……………
(A side)
夜、仕事がひと段落し携帯を見ると知らない番号から着信があった。
でも82って…韓国から？
留守電にもメッセージが入ってて、恐る恐る聞くと…
"もしもし？ヌナ？ヨンベです。折り返しお願いします。"
「ヨンベくん！？」
安心した所で電話をかけ直すと、すぐにヨンベくんが出てくれた。
「もしもし？ヌナ？元気にしてる？」
「久しぶりだね！こっちは元気でやってるよ！ヨンベくん達は？」
「うん。俺らも元気だよ。あー…1人を除いてね。その事でなんだけど…」
ヨンベくんが話始めたジヨンの事。
入院…
嘔吐…
怪我…
「こんな事、俺がやるべきじゃない、お節介だって思われるかもしれないけど、やっぱあんなジヨン、なんとかしてあげたくて…ヌナ、ジヨンの事…もう何も思ってない？捨てないでやってよ…」
「ヨンベくん…私……」
「スマホ…壊れたんだってね。社長に頼み込んで実はヌナの番号ジヨンに渡したんだ。ごめん、勝手に…。でもあいつ、多分自分からはかけれない気がするんだ。だから……」
「ヨンベくん。私にジヨンの番号教えてくれないかな？」
「ヌナ…」
「本当は今すぐにでも会いに行きたい。でもできないから…っ！」
「ヌナ…今言っても平気？」
「待って、メモ出すから…」
涙が溢れて鞄の中が見えない。
ヨンベくんがジヨンの番号を教えてくれた。
懐かしい…覚えがある数字の配列。
ジヨン…ジヨン…ジヨン…
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r08194(プロフ) - ぃぇ！また時間があるとき投稿してください！笑 (2016年3月12日 16時) (
レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)いつもコメントありがとうございます(^ ^)喜んでいただけて嬉しいです(^ ^) (2016年2月25日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - ありがとぅございます！面白くてずっと読んでます！☆ (2016年2月23日 16時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» リンナさん☆こちらにもコメして頂いたのに、お返事が遅くなりすみません。"シリーズ最初の作品へ"や"作品のシリーズ"を押してもらうとすぐ検索できると思います(^ ^) (2016年1月20日 19時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - これは、〜1〜からあるんですか？ (2016年1月20日 15時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年12月29日 0時
