＊ダメ -You- ページ3
肌に触れるグクの服。
私達の間を隔てるようで、
それがすごくもどかしくて。
それもあるし、
私だけ何も着てないのが恥ずかしく、
グクも、ってお願いしたいのに。
でも言いたくても言えないのは、
喋ることもままならないほどの快楽の中にいるから。
自分の声も、
自分の身体から出る音も、
グクの息遣いも、
グクの指も。
いつも以上に簡単に私を限界へと押しやる。
「グクっ…、も、…ダメだからっ、」
すぐ目の前に来ている快楽が怖く、
グクの手を握り、
止めようとしたけど。
「もう？……本当に今日はダメな日なんですね」
と、
明るい声で言われて。
たまにある今日みたいなダメな日。
いつもグクは必ずと言っていい程、
先に私のことを気持ち良くさせてくれるんだけど。
恥ずかしいほどの早さでそれを迎えるダメな日は、
それさえすごく恥ずかしく、申し訳なくて。
「だからっ、…もうっ」
もう私は大丈夫だから、
一緒に気持ち良くなろう？って
口にしようとした瞬間、
いきなりグクの指が抜かれて。
「っ！あぁっ！…っ、く…はぁっ」
苦しい。
身体がギュッと縮こまる。
言葉さえ発せられない。
ただ苦しくて、
それを必死に耐えることしかできなくて。
けど、
言えなかったけど、
伝わったのかな？って思った私は…
甘かった。
身体を屈めたグク。
両足を固定され、
舌先がソコに触れて。
さっきとは違う
電気が身体を貫くような快楽に、
それから逃れようと身体は動くんだけど、
それ逃すまいとするグク。
ソコだけじゃなく、
身体まで溶けてなくなりそうで。
「グクっ、も、や…っ、ダメだからっ…！」
何度かお願いすると、
ゆっくり身体が離れて。
バサッ、バサッと音を立て、
服を脱ぎ捨てていくグク。
脱いで欲しいと思ってたのに、
いざグクの素肌を見ると…
筋肉質なその身体つきと、
普段は不釣り合い程ギャップのある可愛らしい顔。
でもその顔は、
今 色気が溢れ出ていて。
目が晒せなくて見つめていたら、
クリッと大きな目と目が合って。
ドキッとした瞬間、
「ヌナ？僕の嫌な所ってどこですか？」
と、聞かれて。
「え？」
「僕の嫌いな所です」
「グク…？ないよ、そんなの」
思ってもない質問に、
ふと我に帰って。
「嘘です」
「嘘じゃないよ」
クスッと笑みが溢れた。
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maritaka0313(プロフ) - 初めまして^ ^何度も何度も読み返しては、胸がギュッとなったりキュンキュンしたり大好きな作品です。がほさんの作品全部読ませてもらいました！どの作品もだいすきです！ (2022年8月18日 22時) (
レス) id: 1c7f33ed83 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - あすかさん» こんにちは^ ^コメ下さったのにお返事が遅くなり申し訳ありません。一番好きなシリーズだなんて、めちゃめちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！更新また早めにできるよう頑張ります！ (2021年6月26日 21時) (レス) id: 242c469720 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 冗談抜きで今までで一番好きなシリーズです！これからも更新楽しみに待っています！ (2021年6月16日 2時) (レス) id: b8c8508da9 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - みゅーさん» こんにちは！コメ下さったのに、お返事が遅くなり申し訳ありません。読み直しをして下さったんですか？ありがとうございます！素敵とか、好きとか、本当に嬉しすぎます！遅くなりましたがテヒョン編更新していきますので、よろしくお願いします！ (2021年6月3日 9時) (レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 久々に読み直してもやっぱり素敵な作品です(＞＜)好き好き！テヒョンの続きUPも楽しみにしてます\(//∇//)\ (2021年4月21日 13時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2020年6月2日 22時
