通訳ヌナと…【Jungkook：6】

地雷 -Jungkook- ページ18

ヌナから与えられる刺激を素直に感じながら、
身体も全てヌナに任せた。

日本の浴衣って好きじゃない。
だってさ、
ちょっと動いただけでめくれるじゃん？

それだけで寝たら、
朝起きたらほぼ裸になって意味ないし。

だからいつもはその下にTシャツ着たり、
ハーフパンツを履いたり、
浴衣はあえて着ないことも多いいんだけど。

なんとなく今回は、
このホテル、この部屋、
いつもと違いベットじゃなく畳の部屋で、
ヌナも来てくれるはずだし、
こんな状態だったけど、
そういうことをする…だろうから、
しないのは無理だから、
一応ちゃんと話をして謝ろうとは
頭の片隅では思ってたから…
雰囲気もあるし、
浴衣しか着てなかった。

だから。

ヌナが手で胸元をずらせば簡単に肌が見えるし、
ヌナが足の間に入ってきたことで、
左足がすでにめくれ、
なんかもう…

そんな状態で上からヌナを見ていたら、
顔は見えなくて、
ありえないんだけど、
絶対に絶対にありえないんだけど、
本当にヌナなの？って思うほど、
ヌナがこんなことをするのが信じられなくて。


「ヌナ…？なんで…っ、こんな…いつも違う」

今はもう胸からお腹へと移動したヌナの舌。

ってかそこ、
もう近いし！

するとヌナがチュッと音をさせ僕の身体から唇を離し、

「いつもと違うのは…グクもだもん」

と、
ポツリと口にして…

「グク…怒ってる。機嫌だって悪いし、さっき…お店で会った時だって、すごく冷たい言い方だったし…」


あ…

ヌナ今、僕の地雷踏んだ。

すっごく良い気分だったのに。

最高に良い気分だったのに。

ちゃんと謝ろうって思ってたのに。


店で会った時…
ゼヒョンヒョンに告られてた時のことでしょ？

言い方が冷たい？

なんで冷たいかわかんないの？

そうだ！

ウォンチョルヒョン。

告られたなんて、
僕聞いてないんだけど？


「怒ってません。ただ…気分が良くないだけです」

「ほら、今もまた…私のせい…なんだよね？」

顔を上げたヌナ。

唇が濡れていて、
浴衣の胸元が少し開き、
中が見えそうで見えなくて。

「なんでそう思うんですか？」

心当たりはあるの？
少しはわかってるんだ？

「だって…その…テヒョンくんが、」

「テヒョニヒョン？」

「あ、テヒョンくんっていうか、ユンギさんもなんだけど、２人が、」

「ヌナ」

イラッとし、
ヌナの言葉を遮った。

この状態のこの僕に、
どれだけ男の名前を聞かすつもりなの？

好き -Jungkook-→←え… -Jungkook-

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