手 -You- ページ46
あんなに迷って、
やっぱりやめようとさえ思ったのに。
グクくんの顔を見た瞬間、
嬉しさで胸がいっぱいになった。
覚えててくれた昔の約束。
それを何事でもないように、
さらり…と、
まるで１週間前の出来事のように話してくれたこと。
グクくんがくれたシャーペン。
グクくんとした約束。
あの頃の私も、
グクくんに恋をしていた。
グクくんが好きだった。
そして…
今も。
３月のあの日まで、
本当にそんな気持ちはなかったのに。
けどその日を境にころりと、
人が変わったように尖ってた部分がなくなり、
昔のような可愛らしいグクくんになって。
戸惑いや懐かしさ。
それと同時に、
ときめきが戻ってきたというか、
今のグクくんに次第にときめくようになって。
でも言われたからって、
想われてるからって、
だからって、
こんなにも単純に好きになってもいいのかな？
しかも。
今のグクくんは昔とは違い、
BTSっていう大きな大きな、
私とはもう別世界に住む人なのに…
だからときめくたびに心の中の目を閉じ、
気持ちを抑え、見えないフリをしてきたんだけど。
グクくんも私も勘違いしてるのだと、
言い聞かせるようにしてきたんだけど…
でもね。
こうやって同じ空間にいて、
機械を通してではなく
直接顔を見ながら話をしていると、
グクくんの想いが胸に真っ直ぐと、すごく響いて。
あんなに気にしていたグクくんの世界のことも、
今はただ、
何者でもない、
ただのグクくんと話しているような感じになって。
真っ直ぐな視線。
真っ直ぐな言葉。
真っ直ぐな想い。
秘めて抑えていた気持ちが、
溶け出すような感覚。
そして少しずつ溶け出して、
グクくんに手首を持たれた時…
もう、抑えようがなかった。
手首から伝わる体温。
指の形。
耳を擽るような声。
気づいたら、
グクくんの手に自分の手を重ねていた。
自分からグクくんの手に触れた時、
もし本当に許されるのなら、
いいのなら、
この手に触れていたいと思った。
でも思いながら、
けど本当にこの手に触れてもいいのかな？って
思った。
触れたい気持ちと、
触れるのが怖い気持ち。
互いに競り合って、
考えても答えが出せなくて。
「本当に…また…私、好きになってもいいのかな？」
1人じゃ抱えきれない想い。
口にしながら、
自分の声と身体が震えてるのがわかった。
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がほ(プロフ) - RxSさん» R×Sさん(T_T)癒されてるだなんて…本当ですか？ありがとうございます。お子様もペンちゃんなんですね。話が出来て嬉しいけど、チケットとなると困りますね。また少しでもR×Sさんの癒しになれるよう、早めに更新頑張りますね^ ^ (2019年11月26日 20時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - 名無し24407号さん» ありがとうございます！！今日下書きをしてました！待って下さる方がいるのは本当に励みになります！もう少しだけお待ち下さいね^ ^ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - カレンさん» カレンさん(T_T)なんて嬉しい、ありがたいお言葉。私にはもったいないくらいなんですが、本当に嬉しいです。心情が…と言って下さるの、本当に嬉しいです！文字で出来る限り上手に伝えたくて、それが伝わってもらえたのは(T_T)更新、もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - キムさん» おぉ！ホビの魔法すごい！さすが！オーラ感じましたか？ですよね？上手く言えないんですが、本当にすごかったです！余韻に浸りつつ、ゆっくりと書き始めていきますね^ ^ありがとうございます。 (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん！いつもいつも嬉しいお言葉、本当にありがとうございます(T_T)衝撃的すぎて、当日はどうなることかと思いましたが…徐々に落ち着き、今日少し下書きしていました。けどあの日のグクを思い出し、一人興奮^ ^更新もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年10月19日 13時
