手 -Jungkook- ページ45
「言ってくれないんですか？」
「手…離して」
「離したら言ってくれるんですか？」
「グクくん！」
語尾をちょっと強めたヌナ。
いつの間にか変わった呼び方。
なくなった敬語。
また僕の、
都合のいい勘違いなのかもしれない。
でもヌナの気持ちが…
伝わるような、
わかるような気がして。
だからこそ、
強気な態度も取れてしまうわけで。
「僕が嫌いですか？」
「嫌いなんかじゃ…」
「他に好きな人がいるんですか？」
「いません！」
「ヌナ…どうして僕と会ってくれたんですか？どうして部屋にまで入れてくれたんですか？もし…他のスタッフだったら？ダンサーだったら？話があるって言われたら、同じように部屋に入れるんですか？」
「それは、」
「入れないですよね？僕以外…入れないですよね？」
「グクくんっ」
「言ってくれないのは…言うのが怖いからですか？」
ピタリと止まった動き。
泳ぐ目線。
固く結んだ唇。
わかります。
僕も怖かったから。
今のこの気持ちを認めることも怖かったけど、
昔も…
こんな気持ちを持っててもいいのかな？
伝えてもいいのかな？って、
すごく怖かったから。
「怖いってことは、そうだから怖いってことですよね？」
「グクくん、離して」
「嫌です。絶対に離しません」
「お願い」
「僕のお願いもきいてくれたら、ヌナのお願いも…考慮します」
「何それ」
「好きですよ、ヌナ。僕はヌナが好きです。友達から、なんて言ったけど…無理です。もうカトクや電話だけなんて嫌です。会いたいです、こうやって。会ったらヌナにも触れたいです。いなくなるとかそんなの、想像もできません。もう二度とヌナを離しません。ずっと僕のそばにいて下さい。ずっとずっと、思い出の中のヌナだけじゃなく、目の前にいるヌナを…愛させて下さい」
両手を滑らせ、
ヌナの指先をキュッと握った。
「僕は僕です。どこにいても、何をしてても、どんな僕でも…常に、いつも…ヌナのことを想ってます。昨日も、今日も、明日も…５年前も５年後も…ヌナだけを…愛してます」
僕を見上げるヌナの目はうさぎのように赤くて、
その綺麗な目から、
涙がいくつも溢れたから…
左手は繋いだまま右手だけ離し、
指で優しくヌナの涙を拭った。
そのわずかな指先からも伝わるヌナの体温。
その温かさを求めるように、
手のひらでヌナの頬に触れると…
今度はその僕の手の上に、
ヌナの温かい手が重なった。
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がほ(プロフ) - RxSさん» R×Sさん(T_T)癒されてるだなんて…本当ですか？ありがとうございます。お子様もペンちゃんなんですね。話が出来て嬉しいけど、チケットとなると困りますね。また少しでもR×Sさんの癒しになれるよう、早めに更新頑張りますね^ ^ (2019年11月26日 20時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - 名無し24407号さん» ありがとうございます！！今日下書きをしてました！待って下さる方がいるのは本当に励みになります！もう少しだけお待ち下さいね^ ^ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - カレンさん» カレンさん(T_T)なんて嬉しい、ありがたいお言葉。私にはもったいないくらいなんですが、本当に嬉しいです。心情が…と言って下さるの、本当に嬉しいです！文字で出来る限り上手に伝えたくて、それが伝わってもらえたのは(T_T)更新、もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - キムさん» おぉ！ホビの魔法すごい！さすが！オーラ感じましたか？ですよね？上手く言えないんですが、本当にすごかったです！余韻に浸りつつ、ゆっくりと書き始めていきますね^ ^ありがとうございます。 (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん！いつもいつも嬉しいお言葉、本当にありがとうございます(T_T)衝撃的すぎて、当日はどうなることかと思いましたが…徐々に落ち着き、今日少し下書きしていました。けどあの日のグクを思い出し、一人興奮^ ^更新もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年10月19日 13時
