ジョングクくん -You- ページ11
「びっくりした…一瞬、今日何日だっけ？って考えちゃった」
「あの…これ、こないだのお礼です」
背中に回してた手。
パッと前に出すと、
その手に握られていた小さな袋。
「こないだ…って？」
「サイダー…くれたじゃないですか」
こないだって…
何かしたっけ？って考えてたら、
なんだ…あの時のサイダーのことか。
「そんなのいいのに。あれね、よくあるでしょ？2本買ったら1本おまけってやつ。だから本当に気にしないで」
「や…でも…よかったら…もし気に入らなかったら、家で使っ…あ、いや、誰かにあげてもいいので」
どこを見てるのか…
目線はそらされ、
食堂の入り口の方を見ながら、
それでも両手で持った小さな袋をグッと前に差し出して。
なんか…
ジョングクくんっぽくって、
可愛くて笑ってしまった。
「なら…ありがたく頂きます」
一歩近づいて袋を受け取ると、
まん丸い目をしたジョングクくんと目が合った。
「開けてもいい？」
「ダメです。絶対ダメです！」
「なんで？」
「ダメだからです！」
ダメだ…
ダメなのは私だ。
ジョングクくん、
やっぱり可愛すぎる。
「僕、もう行きます。練習あるんで。僕がいなくなってから開けて下さい」
「わかった」
「あ、でも…全然いいものじゃないんで。好みもわからないし、ただ…その…お礼なんで…」
「ううん。ありがと」
「あと！その…アメリカでの話はまた今度…写真とか…撮ってきたんで…」
「本当に？楽しみにしてるね！」
「じゃあ……あ…」
「うん？」
振り返ろうしたジョングクくん。
なぜか途中でやめて、
また前の方を向き、
ゆっくりと視線を上げ、
チラッと私の方を見て…
「何か…あったんですか？」
「え？」
「なんか…顔が…さっき、ここに歩いて来てる時、すごく元気なさそうに見えたから…」
あ…
「その…Aさん、いつも笑ってる顔しか見たことなかったから…何かあったのかなって…思って」
やだな。
そんなに周りにバレバレの顔して歩いてたなんて…
「実はね…お昼ご飯、少ししか食べれなくて、今すっごくお腹空いてるの…死にそうなくらい」
「え…」
「だから心配しないで！何もないよ。ただお腹が空いてただけ。おばちゃんのご飯食べたらすぐ元気になるし、今日はジョングクくんからプレゼントも貰ったし。っていうか、それより」
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がほ(プロフ) - レイコさん» なんてことでしょう！そんなにも！ありがた過ぎて、本当に感動してます(T_T)私もたまに読み返すんですが、その度、誤字に気づくことがあって電話お恥ずかしいです(T_T)これからも読み返してもらえるようなお話を頑張って書きますね^ ^ (2021年10月24日 21時) (
レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 何度も読み返す最高の作品！多分これで10回めぐらいです (2021年10月24日 19時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - Norada0417さん» こんにちは！お返事が遅くなり大変申し訳ありません！never not！そうなんです！一部歌詞を引用させて頂きました。それに気づいて下さって、こうしてコメ下さったこと、とても嬉しいです。こちらこそ、読んで頂き、本当にありがとうございました。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
Norada0417(プロフ) - 色々読んできましたがこの作品が私の中で圧倒的に1位です。ジョングクもたまにカバーしてたLauvのnever not の歌詞がなんだかこのお話にぴったりで曲を聞いてくるとこの話の2人が頭に出てきてなんだか泣きそうになります。素敵なお話をありがとうございました。 (2021年5月13日 21時) (レス) id: 0b2e88b270 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - kaさん» こんにちは^ ^コメありがとうございます！『一言だけお伝え…』と読んだ時、何を言われるのかとドキドキしてしまいました！でもとっても嬉しいお言葉^ ^本当にありがとうございます！またグクでお話も書くので、良かったら読んで下さいね！ (2020年9月28日 19時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年6月15日 20時
