大阪3日目 ページ49
(A side)
「じゃあ、またね！」
一足早い便で韓国に帰るジヨンを見送る。
「ごめんな。行きも帰りも待たせて…」
「ううん。仕事頑張ってね！」
ジヨンは韓国に着いたらそのまま会社へ行き打ち合わせがある。
「ほんとーーに、楽しかったから！いろいろありがと！また行こーな！」
ジヨンの動きがまるでスローモーションのよう…
私に向けられる笑顔がこれで最後じゃありませんように…
手を握るのがこれで最後じゃありませんように…
手を上げ、ゆっくり搭乗口へ向かうジヨン…
「ねえ！心から愛してる。この気持ちに嘘はないの。本当に…愛してるから。」
きっと私が泣いてるのをジヨンはわかってる。
涙はこぼすまいと必死だけど、もう今にもこぼれ落ちそう…
「A？…ありがと。」
並んでた列に押し込まれるように進んで行くジヨン。
どうか最後まで笑顔でいれますように…
完全にジヨンが見えなくなると、唇を噛み締めるも嗚咽が止まらない…
人目も憚らず涙をこぼし、その場を後にした。
……………
(Jiyong side)
飛行機の中でも、さっきのAが頭から離れない…
あのさっきの言葉は、ただの言葉じゃないよな…
あんな場所で泣きながら言うA。
普通のAならしないこと。
でも……考えてみれば、昨日も少しいつものAとは違った。
俺の気持ちを打ち明けた後、今までにないくらい積極的に求めてきたA。
ただやりたいとか、リードしたいって雰囲気じゃ…なかったよな。
どこか切羽詰まってたような…
今日もAの地元やよく遊びに行ってた場所を案内してもらってたけど、元気はあるんだけどどこか泣きそうな顔で…実際、昨日の涙で目は腫れていて…
何か…隠してる？
そう思うといてもたってもいられなくて…
でも俺を愛してるって言ったあの言葉、あれに嘘はないはず。
だとしたら、俺を愛してるけど何か…隠してるってことなのか…？
韓国に着くと、迎えに来てくれたマネヒョンの車に乗り込む。
「お帰りー。日本大丈夫だったか？」
「うん。…あのさ…聞きたいことがあんだけど…
Aって…Aのことで…なんか聞いてない？」
「A？なんのこと？俺が知るわけ………」
「ヒョン？」
「ジヨン…Aがアメリカ行くって…知ってるよな…？」
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がほ(プロフ) - gdrastyle397さん» コメありがとうございます(^^)読んでいただけて嬉しいです！LOVEはR18の作品になりますので、もし18歳以上でしたらマイページの設定？の所から18歳以上と設定してもらえれば検索できると思います(^^) (2016年7月9日 7時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
gdrastyle397(プロフ) - はじめまして！この小説にすごくハマってますm(__)m初めての恋〜LOVE〜はどこに表示されていますか？見当たらなくて。 (2016年7月8日 9時) (レス) id: 021e3b8602 (このIDを非表示/違反報告)
r08194(プロフ) - ありがとぅございます (2016年3月19日 8時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - r08194さん» こんばんは(^ ^)多分、お話の題名をクリックすると、そのお話から読む事ができます(^ ^) (2016年3月13日 22時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
r08194(プロフ) - ここのところだけみたいな~って思った時ってどぉやって選んだらいいんですか？？ (2016年3月11日 22時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年12月9日 22時
