ホテル -You- ページ15
「そうだ。あのね、さっき言ったこと…お願いだから誰にも言わないでほしいの」
事務所内のアーティストを好きになり、
メンバーの一人にそれを打ち明け、
なのにそれを周りには黙っててほしいとか…
勝手というか、大問題なのに、
それを隠しててほしいとお願いするなんて。
でも、
「だから、言ったじゃないですか。僕はヌナの味方ですって！安心して下さい。そんなこと誰にも言いません」
「なんで…そんな風に言ってくれるの？」
普通なら、
マネージャーさんや社長に報告されてもおかしくないのに。
「ヌナは…少し似てます」
「誰に？」
「僕が世界一好きで……世界一憎んでる人に」
「え？」
「僕の話はいいです。ヌナは素直で可愛いから、だから助けてあげたいんです。信じて下さいね？いつだって、誰よりも僕はヌナの味方だってこと」
ジョングクくんが誰のことを言ってるのか…
そこはちょっと、
突っ込んで聞いたらいけないような気がして。
「さ、出ましょうか。みんな移動し始めてますし」
見ると、
もうみんな控え室を出始めていて。
ジョングクくんに手を引かれ、
鞄を持ち、私も部屋を出た。
タクシーに乗り、
足の上には冷たいアイス。
ホテルへと帰った。
901号室。
大きなベッドがある一人部屋。
仕事上、
時差がある中、夜中でも連絡があったり
仕事をすることも多いため、
いつも私は一人部屋。
ならこじんまりした小さな部屋で、
ベッドもシングルの小さなものでいいのに…
けどありがたいことに、
会社の厚意により、いつも良すぎるほどのお部屋に泊まらせてもらってる。
明日は韓国に帰る日だから、
まずはスーツケースの片付けをし、
それからシャワーを浴びた。
買ってきた夕食を食べ、薬を飲んだ。
久しぶりに見る日本のテレビを見ながら、
ジョングクくんがくれたアイスを食べた。
テレビやスマホを見ながら食べてたら…
3つあったアイスは、
いつの間にかなくなっていた。
明日韓国に帰っても、
シンガポールに福岡…
また何かでユンギさんに通訳をすることになれば、
私…今度はちゃんとしなきゃな…
ジョングクくんは…
なぜかわからないけど、
あんな風に言ってくれたけど…
なんか…
味方だ…って。
そう言ってくれただけで、
ちょっと私の気持ちを認めてくれて、
すごく嬉しかった。
もうそれだけで充分だって思えるほど、
認めてくれたことが嬉しかった。
少し早いけど、
身体のためにももう寝よう。
そう思った……時。
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がほ(プロフ) - ハイリさん» こんにちは^ ^そんな風に言って下さり、本当に嬉しいです！！しかもお話の途中でのコメ！無理せず、ゆっくり最後まで読んでもらえたら嬉しいです。ユンギ、いいですよね〜。ユンギの次のお話も考えてるので、それもぜひぜひ！ (2020年6月3日 19時) (
レス) id: 7925a63dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイリ(プロフ) - すごく、すごーく気持ちが入り込んでしまい、一秒たりともこのお話から目が離せません！最近少しだけ気になり始めたユンギさんでしたが、この物語を読むことで劇的なファンへと変貌致しました(笑)まだ読み途中ですが、ドキドキと切なさの狭間で胸が苦し〜い(^^) (2020年6月3日 17時) (レス) id: 9a9ff787e6 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - YG Loveさん» こんにちは！コメありがとうございます(^^)YG…なんだかもう(T-T)YGが、BIGBANGが、これからどうなって行くのか考えるだけで不安です(T-T) (2019年8月23日 9時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
YG Love(プロフ) - 私もarmyとVIP掛け持ちしてるので気持ちはよくわかります。すごくショックでした。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 067bdd342e (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - RxSさん» こんにちは(^^)なんですって？２回目？２回も読んでもらえるなんて、本当にありがとうございます。スッと入ってくる感覚…書き手として、たまらなく嬉しいお言葉です。ありがとうございます(^^) (2019年7月24日 11時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年3月3日 16時
