ジョングク -Yoongi- ページ49
「ユンギヒョン」
「……」
あの夜。
もう眠いから…というジョングクと、
先に宿舎に帰ることになった車の中、
ジョングクに名前を呼ばれても、
返事も反応もすることなく、
ボーッと窓の外を眺めていた。
心…ここにあらず状態だった。
「ソユンヌナの弟以外に、ヒョンがAヌナと誰のことを見て言ったのかわかりませんが…」
それでも話し始めたジョングク。
無視しようと思ってたけど、
Aの名前が出たら…無視できるわけはなく…
「ヌナが関係者席で話していた人…映像配給会社のお偉いさんみたいです。ヌナの大学時代の先輩の、その旦那さんみたいです」
え…
ジョングクのその言葉。
思わずジョングクの顔を見た。
さっき車に乗る前に、
ソユンヌナから聞いた弟の話。
それだけでも衝撃は大きかったのに、
先輩の…旦那？
「何年も前からの知り合いみたいですよ。
ヒョン？もう無理なんですって」
「は？」
「何があったか知りませんけど、無理矢理 避けようとするから…気になって仕方なくて、ちょっとしたことでイラついたり、変な誤解もするんですよ」
「意味わかんねぇし」
「身体っていうか、ヒョン自身が限界で、もう悲鳴あげてるんじゃないんですか？あんなヒョン…初めて見ました。正直…驚きました」
そのまま何も話さなくなったジョングク。
認めるよ。
合ってるよ。
お前の言ってること、
全部正解だから。
自分でもどうすればいいかわかんねぇほど、
もう全部…限界なんだよ。
だけど…
いつの間にか狭くなった視野。
視野というか…
たしかにAしか見えてなかった…
ジョングクが言う通り避けようと必死で、
だけどやっぱり気になるから、
我慢して、盗み見て…
見れる時はただ一点だけを…
Aだけを見ていた。
そんな状態で見ていたから、
その前後や、周りは目に入らず、
見るたびにムカついて…
他の男が羨ましくて、
溜まりに溜まったイライラを、
Aに八つ当たりして吐き出した…
俺…Aになんてことしたんだろ…
傷つけたこと…
泣かせたこと…
謝ったって、
許してもらえる…そんなレベルじゃない。
Aの人格や立場まで否定したんだから…
大きな誤解をして。
謝らなきゃいけないのに、
ずっと謝れないのは…
傷ついた、Aの目を見るのが怖いから。
傷ついた、Aの声を聞くのが怖いから。
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がほ(プロフ) - コットンさん» ありがとうございます^ ^朝起きて、コットンさんを含め、たくさんの方に読んで頂けて、ただただ驚いております(O_O) (2019年3月4日 13時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
コットン(プロフ) - がほさん» もちろん3もチェックしております笑楽しみです！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: c7fe2a89ef (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - あかりさん» こんばんは☆コメありがとうございます^ ^素直になれないユンギさん…彼女のことを思って…ってのを、書きながら一人でにやけ悶えてます笑 こんだけユンギに想ってもらえる女の子…羨ましい！応援ありがとうございます^ ^ (2019年3月3日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - コットンさん» こんばんは☆コメありがとございます！ユンギさん…素直になれず、空回り中…今後の展開、ぜひ読んで下さいね^ ^『2』がいっぱいになったので、『3』も書き始めました^ ^ (2019年3月3日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - これからどうなるのかめちゃくちゃ楽しみです！ユンギさんが素直になってくれればと願ってます笑 忙しいと思いますが、更新頑張ってください応援してます◎ (2019年3月2日 22時) (レス) id: e14988d736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年1月15日 10時
