疑う -Yoongi- ページ3
「え？」
「好きだっただろ？最後まで。だったら…そんなに簡単に忘れられるもんなの？」
Aの言葉を信じることもできず、
かと言って、ふーん…なんて…
サラッと流すこともできなくて。
結局、掘り下げずには、
聞かずにはいられなかった。
「えっと…好きな気持ちがあったからこそ、別れたくなくて、言えない自分がずっといました」
好き…
別れたくない…
Aの発する言葉が、
次々に胸に刺さる。
「けど…好きだからこそ、自分のせいで相手が苦しんでたり、辛い表情をしてるのを見るのが…そっちの方が辛いってことに気づいて…もうこのままじゃ相手の為にも、自分の為にもダメだって思って…」
右下の方を見ながら話しているA。
話しながら手が動き、
指先でそっと目尻を押した。
「すごく悩んで、でもやっと…決心させてくれたのがseesawだったんです。だから本当に、今は引きずってはいません。新しい恋…というか、今は仕事に一筋です」
そう言って、にっこりと。
いつもの笑顔でAが言ったから。
やっとAの言葉を信じれる気持ちになった。
Aに、そこまで想われていた奴が羨ましい。
けど、Aが別れを決断し、そいつと別れ、
今は誰のものでもないのは嬉しい。
けど、決断するまでに悩み、苦しんだのかと思うと、可哀想だとも思う。
けど、やっぱり誰のものでもないのが嬉しい。
好きな相手の不幸を願う奴はいない。
好きな相手には幸せになって欲しい。
けど、それは自分であって欲しい。
「恋愛って…難しいよな…」
ポツリとそう口にすると、
「どんなに好きでも…相手と一緒にバランスを取らないとダメなんだってこと…学びました」
その言葉。
今まで聞いたAのどの言葉より、
なぜか深く胸に刺さった。
「ユンギさん？」
「うん？」
突然名前を呼ばれ、
一瞬モヤモヤしていたけど、
一瞬でそれの気持ちを忘れてしまった。
「一つ…聞いてもいいですか？」
「何？」
「もし言えなかったり、言いたくない場合は大丈夫ですので」
「うん？」
「seesawって…その…歌詞は…ユンギさんの経験も入ってるんですか？」
今度は刺さるのではなく、
ドキッと…
俺を見ながら話すAの表情に、
なぜか胸が音を立てた。
「えっと…」
「あっ…すみません。変なこと聞いちゃって…」
いや、そうじゃなくて…
言いたくないんじゃなくて…
え…
違うよな？
そんなわけ…ないよな？
まさか…
え…？
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がほ(プロフ) - コットンさん» ありがとうございます^ ^朝起きて、コットンさんを含め、たくさんの方に読んで頂けて、ただただ驚いております(O_O) (2019年3月4日 13時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
コットン(プロフ) - がほさん» もちろん3もチェックしております笑楽しみです！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: c7fe2a89ef (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - あかりさん» こんばんは☆コメありがとうございます^ ^素直になれないユンギさん…彼女のことを思って…ってのを、書きながら一人でにやけ悶えてます笑 こんだけユンギに想ってもらえる女の子…羨ましい！応援ありがとうございます^ ^ (2019年3月3日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - コットンさん» こんばんは☆コメありがとございます！ユンギさん…素直になれず、空回り中…今後の展開、ぜひ読んで下さいね^ ^『2』がいっぱいになったので、『3』も書き始めました^ ^ (2019年3月3日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - これからどうなるのかめちゃくちゃ楽しみです！ユンギさんが素直になってくれればと願ってます笑 忙しいと思いますが、更新頑張ってください応援してます◎ (2019年3月2日 22時) (レス) id: e14988d736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年1月15日 10時
